ラ・リーガ第33節が2日に行われ、エルチェはアルメリアに1-2で敗れた。この結果、エルチェの4シーズンぶりとなる降格が決定している。
試合は後半の立ち上がりまでに2点を先行される苦しい展開に。終了間際の90分には左からのクロスボールをアルゼンチン人FWエセキエル・ポンセが頭で押し込んで1点を返したものの、反撃及ばず試合はこのままタイムアップ。1-2で黒星を喫していた。
この結果、勝ち点「16」で最下位に沈んでいるエルチェは、前節終了時点で17位につけていたバレンシアとの勝ち点差が「17」のままとなった。残り5試合を全勝しても残留は不可能となり、無念の降格が決まっている。
21世紀に突入してからのエルチェは2部が主戦場となっており、2017-18シーズンには3部での戦いを強いられた時期もあった。だが、クラブはわずか1年での2部復帰を果たすと、2019-20シーズンには2部での戦いを6位でフィニッシュ。プレーオフを勝ち抜いて1部行きの切符を勝ち取っていた。6シーズンぶりの1部復帰を果たした2020-21シーズンは、17位で見事残留に成功。翌2021-22シーズンは13位まで順位を上げていた。
迎えた今季は開幕から苦しい戦いを強いられ、初勝利は今年2月4日に行われた第20節ビジャレアル戦まで待たなければならなかった。現時点で3勝を飾っているものの、あまりに開いてしまった勝ち点差を巻き返すことはできず。来季は4シーズンぶりに2部での戦いを強いられることとなる。