今夏の移籍市場における去就が注目を集めているドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムのレアル・マドリード移籍が間近に迫っているようだ。スペインメディア『マルカ』が報じている。
ベリンガムに関しては、マンチェスター・Cやリヴァプールも獲得に乗り出していることが報じられ、金銭面ではプレミア勢がリードしていると報じられていたが、『マルカ』は「ベリンガムがサンティアゴ・ベルナベウでプレーすることを決めたという安心感を持って、契約成立に向けて動いている」「リヴァプールとシティはすでに撤退した」と主張。最終段階に差し掛かっている交渉が頓挫しなければ、2029年までの契約を結ぶことになると伝えた。
ドルトムントはすでにベリンガムがクラブを去ることを認めており、移籍金に関してレアル・マドリードと話し合っているとのこと。ドイツ『ビルト』によれば、ドルトムント側は1億4000万ユーロ(約209億5000万円)を求めているが、レアル・マドリード側は1億(約150億4000万)から1億2000万ユーロ(約177億7000万)での決着を望んでいるという。両クラブは良好的な関係にあり、ベリンガムとの個人間交渉に関しても大きなズレはなく軌道に乗っているようだ。
金銭面に関してはプレミア勢のオファーに劣っていたが、将来有望な若手を獲得しつつ近年のチャンピオンズリーグで成功を収めてきたレアル・マドリードのスポーツ面におけるプロジェクトが功を奏し、ベリンガムもサンティアゴ・ベルナベウでのプレーを望んだとのこと。レアル・マドリードは交渉を長引かせたくなく、今月中に契約締結を発表したいとの考えを持っているようだ。