シャルケに所属する日本代表DF吉田麻也が残留争いに向けて意気込みを語った。3日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
4月半ばのトレーニング中に負傷した吉田は、リーグ戦2試合の欠場を余儀なくされた。それでも、4月29日に行われたブンデスリーガ第30節のブレーメン戦に先発出場し、復帰を果たすと、チームは18分に先制を許したものの、81分と後半アディショナルタイムのゴールで2-1の逆転勝利を収めた。
吉田はこの劇的な逆転勝利を収めた試合について「前半のようではいけない。後半には闘志と決意をもって巻き返すことができた。スタジアムの6万人のファンが僕たちを後押しをしてくれた。土壇場でのゴールは、この情熱の結果だと思う」と振り返った。
続けて、「シャルケの雰囲気は特別だ。ここで味わう感情を逃したくない。このクラブが1部に残ることはとても重要なことだと思う」と語り、5日に行われる次節マインツ戦については「とても難しい試合になる。僕たち全員が再び改善に取り組まなければならない。選手とサポーターが一丸となって、全力を尽くしたい」と意気込みを語った。
現在勝ち点「27」で17位につけるシャルケは、16位ボーフムと15位シュツットガルトを勝ち点「1」差で追いかけ、14位ホッフェンハイムとの勝ち点差もわずか「2」と、熾烈な残留争いを続けており、最終節まで気の抜けない状況が続きそうだ。