オリバー・グラスナー

 フランクフルトを率いるオリバー・グラスナー監督が、3日に行われたDFBポカール・準決勝シュトゥットガルト戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。

 ポカールでは今季躍進を見せるウニオン・ベルリンなどを退けてきたフランクフルトは、準決勝でシュトゥットガルトと対戦。先制点を許したものの、MF長谷部誠とMF鎌田大地の日本人ホットラインから逆転ゴールが生まれるなど、3-2で撃ち合いを制したフランクフルトは、5大会ぶりの決勝戦に駒を進めている。

 まず、グラスナー監督は「とても安堵し、とても誇りに思うよ。立ち上がりは、シュトゥットガルトのアグレッシブさとフィジカルに少し悩まされた」と告白。続けて「0-1の後、我々の頭は上がっていた。後半はリアクションを見せ、パワフルに前進し、ゴールを強引にこじ開けたんだ」と逆転勝利を振り返った。

 またグラスナー監督は、1発勝負の魅力にも言及。試合終盤の熱量こそがカップ戦の醍醐味と語った同指揮官は「最後は本当に盛り上がったね。これこそが、カップ戦を好きな要素。もちろん、監督として今夜のような展開は望んではいない。我々が許したゴールは不必要だったし、あれでスタジアムが復活してしまった」としつつ、「(昨季のヨーロッパリーグに続いて)この2年で2度目の決勝進出だ。選手たちに賛辞を送りたい。我々がいかに素晴らしいチームであるかを示している」とカップ戦での勝負強さを称賛している。

 2017-18シーズン以来のポカール優勝を目指すフランクフルトは、来月3日の決勝戦でライプツィヒと激突する。

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