ドルトムントの右SB獲得候補リストに菅原由勢が浮上か…最優先はザルツブルクの20歳?

 ドルトムントは、今夏の移籍市場で右サイドバックの獲得を検討しており、その候補者リストにはAZに所属するDF菅原由勢の名前が載っているようだ。4日、ボスニア・ヘルツェゴヴィナメディア『SportSport』が報じている。

 11季ぶりのブンデスリーガ優勝を目指して、バイエルンとのデッドヒートを繰り広げているドルトムント。今冬の移籍市場では、DFトーマス・ムニエの負傷離脱が、度々指摘されていた右SBの選手層の薄さに追い打ちをかける形となり、ウニオン・ベルリンから左右両方を遜色なくこなせるDFユリアン・リエルソンを獲得している。

 そんなドルトムントだが、今夏の移籍市場でも右SBの強化を検討しているようだ。『SportSport』によると、同クラブの獲得候補者リストには6選手の名前が載っており、その中に日本代表DF菅原由勢の名前もあるとのこと。名古屋グランパスでプロキャリアをスタートさせ、2019年夏からAZで活躍する同選手は今季、ここまでのエールディヴィジで27試合に出場し3ゴール8アシストを記録している。

 一方で、ドルトムントの最優先ターゲットは、ザルツブルクに所属するボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表DFアマル・デディッチの模様。今季公式戦で33試合に出場し2ゴール3アシストをマークした弱冠20歳の同選手に対しては、バルセロナやマンチェスター・Uなども関心を寄せているという。『SportSport』は、ザルツブルク側がデディッチを引き止める可能性は低いものの、1000万ユーロ(約15億円)を優に超える移籍金を要求することを指摘している。

 なおその他、今年3月にオランダ代表デビューを果たしたDFルシャレル・ヘールトロイダ(フェイエノールト)や、今季ラ・リーガに現れた“新星”のDFイバン・フレスネダ(バジャドリード)らが、獲得候補者として浮上しているようだ。