ラミン・ヤマル

 バルセロナの最年少出場記録を塗り替えたラミン・ヤマルは、珍しい記録を残したようだ。5日、スペイン紙『スポルト』が報じている。

 29日にラ・リーガ第32節が行われ、バルセロナとベティスが対戦。4-0でバルセロナが勝利した一戦だったが、84分にはラミン・ヤマルが途中出場し、クラブの最年少出場記録を「15歳290日」に更新した。ニューヒーロー誕生を予感させるラミン・ヤマルだが、ベティス戦の出場により、「リザーブチームより先にトップチームでデビューした選手」になったようだ。

 このケースは非常に稀であり、クラブのレジェンドであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは22試合、同クラブの指揮官を務めるシャビ・エルナンデス監督も61試合と、リザーブチームで出場を重ねてからトップチームでデビュー。「当時は、どれだけ優秀な選手でもそれが当たり前だった」と同紙は伝えている。

 しかし近年は、トップチームでのデビューが先行する選手が増えてきていると指摘。スペイン代表MFガビはリザーブチームで3試合のみに出場し、トップチームデビュー。スペイン代表FWアンス・ファティはリザーブチームを全く経由することなくトップチームデビューを果たしている。

 期待が集まるカンテラーノは、偉大な先輩の足跡をしっかりと辿っているようだ。ラミン・ヤマルもトップチームに定着することができるのか、注目だ