【プレミアリーグ】ブライトン1-0マンチェスター・ユナイテッド(日本時間5月5日/アメックス・スタジアム)
“宿命のマッチアップ”三笘薫vsワン=ビサカは90分間で何度も繰り広げられた。試合後の『Today’s Selection』でその攻防に着目した解説・槙野智章氏は、ドリブルを仕掛ける日本代表にあえて近づかない守備を「これはワン=ビサカしかできない」と絶賛した。
スコアレスで迎えた55分、相手陣内でボールを奪ったブライトンが攻撃を開始し、左サイドの三笘薫へ。これを受けた三笘はドリブルを仕掛けようとするが、その進行方向にいる不気味な存在に対して、スピードを上げることができない。最終的には左足でシュートを“打たされる”結果となり、ボールは枠を大きく外れてしまった。
ABEMAで解説を務めた槙野智章氏は試合後の『Today’s Selection』のコーナーでこの場面をピックアップし「縦を空けて、三笘が縦に行こうとするならばそこに行くというやり方」に三笘が90分苦しんでいたと語った。
「本来ならばこの場面、縦にグッと行くか、中に行くかしますけど、(ワン=ビサカの立ち位置に)スピードを殺されてるんですよね」と三笘が手こずる理由を解説。続けて、「いい守りをした。三笘もこれ以外にいいバトル、抜けたシーンなどもありましたけど、ワン=ビサカの守備の仕方はちょっと面白かった」と、あえて近づかずに距離を置く“ワン=ビサカ流”守備対応を称賛した。
三笘からすると、あえて縦のドリブルのコースを空けるワン=ビサカのような守備対応をされたケースは、プレミアリーグではほとんどなかっただろう。この試合ではいずれの場面でもワン=ビサカを凌駕する精度を示せなかった。
(ABEMA/プレミアリーグ)(c)aflo