プレミアリーグ第35節が7日に行われウェストハムとマンチェスター・Uが対戦した。
前節マンチェスター・C戦での敗北を受けてリーグ戦4連敗となったウェストハムは降格圏から勝ち点「4」差の15位。残留に向けて気の抜けない状況が続く中、少しでも勝ち点を積み上げたいところ。
対するマンチェスター・Uは、4日に行われたブライトンとの試合に敗れ、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得にむけて足踏み。2試合消化が少ないものの、暫定5位のリヴァプールに勝ち点「1」差にまで詰め寄られ、プレッシャーのかかる中での一戦となった。
試合序盤の10分、マンチェスター・Uに決定機。PA内でヴァウト・ヴェグホルストが胸で落としたボールを走りこんだアントニーが得意の左足で狙うも、グラウンダーのシュートはゴールのわずか左に外れた。
押し込んでいたマンチェスター・Uだったが、一瞬の隙をつかれて先制点を許す。27分、フィールド中央でボールを奪ったサイード・ベンラーマが単独で持ち上がり、ペナルティーエリア外から右足で狙う。勢いのないように見えたシュートは、GKダビド・デ・ヘアが触ったものの防げず、ウェストハムが貴重な先制点を奪った。
追いかける状況になったマンチェスター・Uはその後も攻め立てるものの、前半はゴールを奪えず。前半終了間際には自陣ペナルティーエリア内でベンラーマのクロスがヴィクトル・リンデロフの手に当たったかのように見えたがVARチェックは行われなかった。
後半開始直後の52分、ウェストハムはCKの混戦から最後はマイケル・アントニオが押し込みネットを揺らすも、直前でデ・ヘアに対するファールがあったとの判定でノーゴールに。
その後も前半とは打って変わってゲームはウェストハムの流れに。一方のマンチェスター・Uも少ないチャンスからマーカス・ラッシュフォードが強引に狙う場面も見せるが、GKウカシュ・ファビアンスキを中心としたウェストハムの堅守を崩すことができない。
アディショナルタイムの91分には代わって入ったアントニー・マルシャルが強引な中央突破から右足で強烈なシュートを放つも、ニアサイドに飛んだボールはファビアンスキが再びセーブした。
8分の追加タイムを経て試合はそのままタイムアップ。貴重な勝ち点「3」を加えたウェストハムは11日にヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)の準決勝ファーストレグ・AZ戦を控えている。一方のマンチェスター・Uは13日、ホームでウルヴァーハンプトン(ウルブス)と対戦する。
【スコア】
ウェストハム 1-0 マンチェスター・U
【得点者】
1-0 27分 サイード・ベンラーマ(ウェストハム)