古橋亨梧

 セルティックは7日、スコティッシュ・プレミアシップ第34節でハーツを2-0で下した。この結果、セルティックのクラブ通算53回目となるリーグ優勝、さらには昨シーズンに続くリーグ2連覇が確定。試合後、先制点を挙げた古橋亨梧が『セルティックTV』にて喜びの声を明かした。

 試合はハーツが前半に退場者を出しながら、セルティックはなかなか均衡を破ることができない。勝てば優勝が決まる中で苦戦を強いられたが、重苦しい雰囲気を打ち破ったのが“エース”の得点だった。67分、カラム・マクレガーからのロングパスに反応した旗手怜央がペナルティエリア右に侵入。中央への折り返しを古橋が押し込み、セルティックが先手を取った。終盤に差し掛かった80分には、古橋に代わってピッチに立ったオ・ヒョンギュが追加点を決め、試合はこのままタイムアップ。セルティックが勝ち点を「95」まで伸ばし、リーグ優勝を決めていた。

 試合後、古橋は「すごいタフな試合でしたけど、90分間を通して一生懸命戦った結果、勝ってチャンピオンになれたと思うので良かったです」と勝利を喜んだ。このゴールは古橋にとっての今季リーグ戦24ゴール目となっただけでなく、公式戦通算では驚異の30ゴール目に。2021年夏に加入してからセルティックで2シーズン弱の時間を過ごし、公式戦通算78試合の出場で記念すべき50ゴール目となった。自身のゴールについて問われた古橋は「本当に、自分の中では大きなものだと思っています。このような難しい試合の中で、僕がゴールを決められたのもみんなのおかげです。チームに貢献できて良かったです」と喜びを口にしている。

 結果的には、今季何度もセルティックを勝利へ導いてきた古橋の得点によってリーグ2連覇が決定。「試合に勝って、(ファン・サポーター)みんなの笑顔を見るのが僕たちの仕事だと思っています」と話した古橋は「あのような笑顔を見るために頑張ってきたので、本当に良かったなと思います」と続け、自身も“らしさ”溢れる笑顔を見せた。

 スコティッシュ・リーグカップに続き、4試合を残してプレミアシップ制覇を決めたセルティック。だが、今季の戦いはまだ終わっていない。6月3日に行われるスコティッシュ・カップ決勝のインヴァネス戦を勝利し、2019-20シーズン以来となる“国内3冠”を目指している。3シーズンぶりに決勝戦へ駒を進めたスコティッシュ・カップの戦いに向け、古橋は「まだ今季の試合は残っています。気を引き締めて、決勝まで1つになって戦って、良い結果で終われるように頑張りたいです」と意気込みを語った。

【ハイライト動画】ハーツvsセルティック