ドルトムントのドイツ代表FWカリム・アデイェミが、7日に行われたブンデスリーガ第31節ヴォルフスブルク戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。
ブンデスリーガ第30節終了時点で、首位バイエルンを勝ち点差「1」で追走するドルトムント。前節は再三の決定機を生かせずにドローに終わり、首位の座から陥落した同クラブだが、今節はその鬱憤を晴らすかのようにゴールショーを開演。14分にFWカリム・アデイェミが先制点を挙げると、これを皮切りにFWセバスティアン・ハラーやMFジュード・ベリンガムらも続く。最終的には大量6得点を奪い、ヴォルフスブルクを撃破した。
今節はバイエルンも勝利した為、勝ち点差は変わらずに「1」のまま。試合を振り返ったアデイェミは「たくさん楽しめた。とても良い試合で、全てがうまくいったわけだし、この勝利に値する。非常にアグレッシブに、欲望を持って戦えた」と語りつつ、「次の試合も勝つと固く信じている。もちろん、全てが僕たちの手の中にないことは残念だよ」と改めてバイエルン次第の状況であることを悔やんでいる。
14分の先制点に加えて、59分にはこの日2点目を決めたアデイェミに65分、チームがPKを獲得して、ハットトリックのチャンスが到来。しかし、この場面でキッカーに志願したが、枠を外してしまった同選手は「PKの前に、僕はマルコ(・ロイス)に『蹴ってもいいか?』と聞いたら、『いいよ。君がやってくれ』と言われた。結局、とても手痛いものになってしまった」と告白。続けて「彼に任せておけばよかった。チームのことだからね。ハットトリックを達成できなかったのは、とても腹立たしいことだ」と心境を吐露している。
11シーズンぶりのブンデスリーガ優勝を目指してバイエルンと“デッドヒート”を繰り広げるドルトムント。次戦は13日に行われ、敵地でボルシアMGと対戦する。