クロアチア代表MFルカ・モドリッチが、所属するレアル・マドリードとの契約延長へ近づいているようだ。8日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
2012年夏の加入以来、中盤の絶対的主軸としてこれまで数々のタイトル獲得に貢献してきたモドリッチ。37歳となった現在でも圧倒的なテクニックと戦術眼は健在で、在籍11年目の今シーズンもここまで公式戦45試合に出場し6ゴール6アシストをマーク。“白い巨人”に欠かせぬ中心選手として活躍を続けている。
そんなモドリッチとレアル・マドリードとの現行契約は6月末で満了に。ここ数年は1シーズン毎に契約延長を交わしてきた同選手だが、今年はクラブが中盤の再編や戦力の若返りを本格検討していることもあり、例年以上に退団の可能性が囁かれている。モドリッチ自身は一貫して残留を望んでいるものの、現時点で新契約の締結に至っておらず。中東やメジャーリーグ・サッカー(MLS)からの関心も明らかになっている。
去就に大きな注目が集まっているモドリッチだが、来シーズンも引き続きレアル・マドリードでプレーする可能性が高まっているようだ。この度『マルカ』が報じたところによると、クラブと同選手は2024年6月末までの1年間の新契約を締結することで概ね合意に達しているという。給与などの条件面についても現行契約との変更点はなく、数週間以内に正式発表される可能性が高いようだ
なお、モドリッチに対しては、サウジアラビアからの巨額の獲得オファーも届いていた模様。しかし、レアル・マドリード残留を熱望している同選手は、フロレンティーノ・ペレス会長との会談の際に、他クラブ移籍を望んでいない旨を直接伝えたようだ。クラブ側もこうしたモドリッチの意向を汲み取り、契約延長の方向へ舵を切ったと見られている。
今年9月には38歳となるモドリッチ。少なくともあと1年間は、白いユニフォームを身に纏ってプレーする姿を見ることができそうだ。