リオネル・メッシ、セルヒオ・ブスケツ

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属しているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、かつてのチームメイトであり、今季限りでのバルセロナ退団を発表した元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツに対してメッセージを贈った。

 現在34歳のブスケツはバルセロナの育成組織『ラ・マシア』出身で、2008-09シーズンの第2節ラシン・サンタンデール戦でトップチームでのラ・リーガ初出場を果たした。その後はクラブにとって欠かせない“ピボーテ”に君臨。クラブ伝統のスタイル“ティキ・タカ”の舵取り役として活躍し、トップチーム公式戦初出場を飾って以降の15シーズンで719試合に出場して18ゴール45アシストを記録した、8度のラ・リーガ優勝、3度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇など、合計31タイトルを手にしている。

 ブスケツに関しては今季限りで現行契約が満了を迎えることから去就に注目が集まっていた。9日には複数のスペインメディアによって、ブスケツ夫妻とシャビ・エルナンデス監督夫妻が5日間のオフを利用してマルベーリャ(マラガ)を訪れたことが報じられていた。ブスケツはその中でシャビ監督に退団の旨を伝えていたという。10日のトレーニング前にはチームメイトに自身の決断を明かし、直後にはクラブより公式に退団が発表されていた。

 かつてのチームメイトであるメッシも、ここまでのキャリアをバルセロナ一筋で歩んできたブスケツの退団に反応。自身の公式Instagram(@leomessi)にアップされた投稿にて「ブシ(ブスケツ)、君はピッチに立てば常に“5番”としてプレーしていたが、実際には選手としても人としても“10番”だった」と記しただけでなく、苦楽を共にしてきた“戦友”へ感情を込めた言葉を綴った。

「君の新たなステージでの活躍を願っている。そして、いつだって君や君の家族みんなが幸せでありますように。ピッチ上だけでなく、ピッチ外でも共に過ごしてきた時間に改めて感謝を伝えるよ。一緒に過ごした時間は長く、多くの幸せや困難を共にしてきたね。すべては永遠に残るものさ。君の今後に幸あれ」

 なお、ブスケツに関してはメジャーリーグ・サッカー(MLS)のクラブや中東のクラブからの関心が報じられている。長年に渡ってクラブの象徴で在り続け、『カンプ・ノウ』での物語に終わりを告げたブスケツは、来季どのクラブのユニフォームを身に纏っているだろうか。

【投稿】メッシがブスケツにメッセージ