ドルトムント、ベリンガム売却資金の投資先を検討? ビッグクラブが注目の”セルタの宝石”も候補か

 ドルトムントは、今夏にMFジュード・ベリンガム売却で得た資金の投資先として2選手をリストアップしているようだ。10日、スペイン紙『アス』が報じている。

 かねてより、今夏の移籍市場での去就が注目を浴びていたベリンガム。ビッグクラブがこぞって獲得に乗り出していた“逸材”だが、レアル・マドリードが契約に漕ぎ着けたとのこと。ドルトムント側も年俸を大幅に増額させた延長オファーを提示したものの、選手本人に拒否されたことで売却路線に切り替え。すでに、レアル・マドリード側と移籍金について交渉している段階と報じられていた。

 そんなドルトムントは、ベリンガム売却で得た資金の投資先を検討している。ドイツメディア『ビルト』によると、その候補はアヤックスに所属するMFエドソン・アルバレスと、セルタに所属するMFガブリ・ベイガの2選手の模様。前者は、クラブ側が簡単には退団を許さないとし、少なくとも4000万ユーロ(約58億円)の移籍金を要求するとのこと。一方で、後者も契約解除金は4000万ユーロ(約58億円)ではあるが、ドルトムントほどのクラブからのオファーであれば、実現する可能性が高いという見方があるようだ。

 その反面『アス』は、ドルトムントがベイガ獲得に乗り出した場合、ビッグクラブとの争奪戦が難所となると指摘。かつて同紙が、今季のラ・リーガで眩い輝きを放つ“セルタの宝石”について「(契約解除金)58億円は大バーゲンセールだ」と伝えたように、多くのクラブが目を光らせている現状だ。それでも、「ベリンガムのケースを見ると、ドルトムントへの移籍は最高のキャリアを形成するにあたり、理想的なステップアップになる可能性がある」と見解を示している。

 今夏の移籍市場での最大の注目株と称されるベリンガムだが、その後釜を巡る動きからも目が離せなくなりそうだ。