マヌエル・ウガルテ

 リヴァプールがスポルティング所属のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテに関心を寄せているようだ。10日、ポルトガル紙『レコルド』やイギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 イングランド代表MFアレックス・オックスレイド・チェンバレンや元同国代表MFジェームズ・ミルナー、ギニア代表MFナビ・ケイタの現行契約が6月末で満了となるリヴァプール。手薄となる中盤の戦力拡充に向けて、来る夏の移籍市場ではMFの補強に動くと見られている。

 かねてから動向を注視していたドルトムント所属のイングランド代表MFジュード・ベリンガムについては、熾烈な争奪戦と移籍金の高騰が予想されることから獲得を断念。現在はブライトン所属のエクアドル代表MFモイセス・カイセドやウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライス、ウルヴァーハンプトン(ウルブス)所属のポルトガル代表MFマテウス・ヌネスらへの関心が明らかになっている。

 そして今回の報道によると、リヴァプールはポルトガルの地で活躍するウガルテの動向を注視しており、来る夏の移籍市場で実際に獲得に乗り出す可能性があるという。現在22歳のウガルテは2021年夏にスポルティングに加入し、ボランチを主戦場に活躍。日本代表MF守田英正と中盤の底でコンビを組むことも多い。今シーズンはここまで公式戦45試合に出場している。

 なお、ウガルテとスポルティングとの現行契約は2026年6月末まで。契約解除条項は5200万ポンド(約88億円)程度に設定されており、獲得のためにはこれに近い金額の提示が必要になると見られている。しかし、リヴァプールはこの契約解除条項をそれほど高い金額とは考えていない模様。すでにスポルティング側との交渉に乗り出したとも伝えられている。