ブライトン所属のドイツ人MFパスカル・グロスが、シーズン最終盤に向けた意気込みを語った。11日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
2022-23シーズン開幕直後の昨年9月、グレアム・ポッター前監督をチェルシーに引き抜かれるという想定外のアクシデントに見舞われたブライトン。しかし、後任のロベルト・デ・ゼルビ監督の下でチームは大躍進。マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が「世界最高」と評した後方からのビルドアップを軸に、攻撃的かつ魅力的なサッカーで勝ち星を積み重ね、現時点で勝ち点「55」の7位につけている。
チャンピオンズリーグ(CL)出場権が与えられる4位以内とは勝ち点差が開いているものの、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位リヴァプールとは暫定「7」ポイント差。ブライトンは2試合消化が少ないため、逆転で欧州コンペティションへの切符を勝ち取ることも可能な状況だ。今シーズンここまで公式戦39試合に出場し9ゴール8アシストをマークしている31歳のグロスは、さらなる上位進出に向けた意気込みを次のように示している。
「僕たちにとって、ヨーロッパの大会でプレーすることは大きな夢であり、野望だ。だからこそ、僕たちは日曜日から始まる残りの5試合に完全に集中しなければならない。一つ一つの試合にしっかりと取り組み、適切な準備と回復に努め、ベストを尽くす必要がある。ロベルト・デ・ゼルビ監督は、うまくいっている時もそうでない時も常に真実を正直に話してくれる。今シーズンの目標を達成するために、さらなる改善が必要なことは理解している。そしてそれを達成するために、僕たちには5試合が残されているんだ」
前節は降格圏に沈むエヴァートン相手に1-5で大敗を喫し、連勝が止まったブライトン。現地時間12日に控える次節では、優勝争いを繰り広げているアーセナルと敵地で対戦する。グロスは「エヴァートン戦の僕たちはひどかったし、その責任は自分たちでとらなければならない」と前節を振り返りつつ、「今は何も変えられない。僕たちにできることは前を向き、アーセナル戦に備えることだけだ」と切り替えを強調した。
日本代表FW三笘薫の活躍でも話題を呼んだブライトン。果たして今シーズンの快進撃の行き着く先にはどのような結果が待っているのだろうか。