リーグ・アン第35節が12日に行われ、RCランスとスタッド・ランスが対戦した。
2位につけるRCランスと10位のスタッド・ランスが、RCランスの本拠地『スタッド・ボラール・デレリス』で激突した。前節のリール戦でリーグ戦5試合ぶりの勝利を挙げたスタッド・ランスでは、日本代表FW伊東純也が先発出場した。
伊東は前半開始早々から積極性を見せ、6分にはU-21イングランド代表FWフォラリン・バログンのパスを受けてゴール正面からシュートに持ち込む。スタッド・ランスは19分、最終ライン裏に抜け出したジンバブエ代表MFマーシャル・ムネツィがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。ファウルを犯したオーストリア代表DFケヴィン・ダンソはレッドカードを受けて退場処分となった。このPKをバログンがきっちり決めて、アウェイのスタッド・ランスが先制に成功。34分には再び伊東にチャンスが到来するも、右サイドからのクロスに頭で合わせたシュートは枠を捉えられなかった。
すると、ホームで負けられないRCランスも前半のうちに反撃。38分にPKを獲得すると、ポーランド代表MFプジェミスワフ・フランコフスキがPKを成功させて40分に同点に追いつく。
後半に入り、55分にはRCランスが逆転。コートジボワール代表MFセコ・フォファナがバイタルエリアを突破すると、そのままシュートをねじ込まれた。反撃に出たいスタッド・ランスは、72分にバログンがペナルティエリア内で倒されたかに見えたが、VARの結果ノーファウルに。逆にバログンにイエローカードが提示された。
試合は2-1で終了。RCランスが接戦を制してリーグ戦4連勝を記録し、首位のパリ・サンジェルマン(PSG)との勝ち点差を暫定で『3』とした。なお、伊東はフル出場を果たしている。次節、RCランスは21日にロリアンとのアウェイ戦、スタッド・ランスは21日にアンジェとのホーム戦を控えている。
【スコア】
RCランス 2-1 スタッド・ランス
【得点者】
0-1 23分 フォラリン・バログン(スタッド・ランス)
1-1 40分 プジェミスワフ・フランコフスキ(RCランス)
2-1 55分 セコ・フォファナ(RCランス)