アーリング・ハーランド、オーレ・グンナー・スールシャール

 かつてマンチェスター・Uを指揮したオーレ・グンナー・スールシャール氏が、同胞のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを巡る秘話を明かした。13日、イギリス紙『サン』が報じている。

 スールシャール氏は母国ノルウェーのモルデを率いていた際に、ハーランドを指導。同氏はその後、2018年末に現役時代にプレーしたマンチェスター・Uの指揮官に就任した。同氏は当時を振り返り、就任以前からクラブに対してハーランドを獲得するようにと提案していたことを明かした。

 イギリス紙『サン』のインタビューでスールシャール氏は「就任する半年ほど前にクラブに電話をして、私が率いるモルデにこんなストライカーがいると伝えたのだが、彼らは聞く耳を持たなかったよ。私はハーランド獲得に400万ポンド(約6億円)を要求したが、クラブは彼と契約しなかったんだ」と語っている。

 モルデからザルツブルク、ドルトムントを経て、ハーランドは昨夏に5000万ポンド(約82億円)でマンチェスター・Cに加入。今季ここまで公式戦47試合で51ゴールを記録し、その“怪物”ぶりを遺憾なく発揮しているノルウェー代表FWだが、現在の“最大のライバル”クラブでプレーする可能性もあったようだ。