ブンデスリーガ第32節が13日に行われ、バイエルンとシャルケが対戦した。
バイエルンは6日に行われたアウェイでのブレーメン戦に1-2で勝利し、2位のドルトムントに勝ち点差「1」をつけ首位。一方のシャルケは5日に行われたアウェイでのマインツ戦に2-3で勝利し、降格圏の16位シュトゥットガルトと勝ち点「2」差の15位。優勝を目指すバイエルン、残留を目指すシャルケの両チームが激突した。
バイエルンの先発にはセルジュ・ニャブリ、トーマス・ミュラー、ジョアン・カンセロなどが並び、サディオ・マネはベンチスタート。一方シャルケは日本代表DF吉田麻也がベンチスタートとなり、MF上月壮一郎は怪我のためベンチ外となった。
21分、試合開始からボールを圧倒的に支配していたバイエルンが先制する。右サイドの高い位置でノゼア・マズラウィとミュラーとの間のパス交換後、ペナルティエリア内に送られたボールをレロイ・サネがポストプレーで落とす。そのボールをミュラーがゴールに流し込みバイエルンが先制に成功した。
続く29分、バイエルンが追加点を挙げる。VARでの検証の結果、ジャマル・ムシアラのペナルティエリア内での突破に対し、シャルケのファウルがあったと判定され、バイエルンにPKが与えられる。そのPKをジョシュア・キミッヒが決めてバイエルンが2点目を挙げた。その後もバイエルンが優位に試合を進め前半を2-0で終える。
するとハーフタイムを終えた後半開始のタイミングで、シャルケは吉田麻也をピッチに投入する。しかし、バイエルンの勢いを止めることはできなかった。
50分、左サイドに開いていたバイエルンのカンセロが右足、そして左足と2連続の切り返しでシャルケDFをかわしゴール中央にボールを送る。それにニャブリが合わせて、バイエルンが3点目を決める。
続く66分、吉田が失点に絡んでしまう。ハーフウェイライン付近からGKへ向けた吉田のバックパスが弱く、そのボールをバイエルンのニャブリに拾われ、GKと1対1に。これを冷静に決められて、バイエルンが4点目を挙げた。
さらに80分、ハーフウェイライン付近でシャルケのパスをカットしたムシアラが緩急をつけたドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア内にスルーパス。そのボールをマティス・テルが冷静に流し込みバイエルンが5-0と点差を広げる。
攻撃の手を緩めないバイエルンは90分、ベンジャマン・パヴァールが前線の中央に差し込むパスを通す。それを途中投入されたマネがすらして前方に流し、そのボールを受けた、ノゼア・マズラウィがゴールを決めて6点目。バイエルンが大量得点の試合を締めくくった。
次節は19〜21日に行われ、バイエルンはアウェイでライプツィヒと、シャルケはホームでフランクフルトと対戦する。
【スコア】バイエルン6-0シャルケ
【得点者】
1-0 21分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
2-0 29分 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)PK
3-0 50分 セルジュ・ニャブリ(バイエルン)
4-0 65分 セルジュ・ニャブリ(バイエルン)
5-0 80分 マティス・テル(バイエルン)
6-0 90分 ノゼア・マズラウィ(バイエルン)