ブンデスリーガ第32節が13日に行われ、バイエルンと優勝争いを繰り広げている2位のドルトムントと、日本代表DF板倉滉が所属するボルシアMGがジグナル・イドゥナ・パルクで対戦。出場停止明けの板倉滉はベンチスタートとなった。
同日に行われた試合で首位のバイエルンが勝利を収めたため、勝ち点3の獲得が必須となるドルトムントは5分、ゴール正面の位置でボールを持ったセバスティアン・ハラーがDFをかわし、ボックス手前から右足でシュート。コースに入ったDFに当たったボールのこぼれをドニエル・マレンが押し込み、ホームのドルトムントムントが最初の好機を得点に結びつけた。
勢いに乗るドルトムントは17分、ボックス中央でパスを受けたハラーが倒されて得たPKをジュード・ベリンガムがゴール中央に決めて加点。さらに20分には、ユリアン・ブラントとのパス交換でボックス右に侵入したマレンがゴールライン際からゴール前にセンタリングを送り、それをハラーがヒールで流し込んだ。ドルトムントは32分にも、右サイドからマレンが中央に送ったクロスにハラーが右足で合わせて4点目を奪う。
前半だけで4失点を喫したボルシアMGは、後半開始から板倉を投入。システムを3バックに変更すると、両サイドを起点に反撃に出る場面も増えていく。そして73分、左サイドのラミ・ベンセバイニが裏をとってボックス内に侵入し、倒されて得たPKを自ら決めて1点を返した。85分には途中出場のラース・シュティンドルがボックス手前からシュートを沈めて4-2。その後もシュティンドルがゴールに迫ったが、後半アディショナルタイムに5失点目を喫する。
後半アディショナルタイム、ラファエル・ゲレイロの直接FKのこぼれをジョバンニ・レイナが押し込み、試合は終了。ホームのドルトムントが5-2で勝利し、首位バイエルンとの勝ち点1差をキープした。
ドルトムントは次節、21日に敵地でアウグスブルクと、ボルシアMGも同日に敵地でレヴァークーゼンと対戦する。
【スコア】
ドルトムント 5-2 ボルシアMG
【得点者】
1-0 5分 ドニエル・マレン(ドルトムント)
2-0 18分 ジュード・ベリンガム(ドルトムント)PK
3-0 20分 セバスティアン・ハラー(ドルトムント)
4-0 32分 セバスティアン・ハラー(ドルトムント)
4-1 75分 ラミ・ベンセバイニ(ボルシアMG)PK
4-2 85分 ラース・シュティンドル(ボルシアMG)
5-2 90+5分 ジョバンニ・レイナ(ドルトムント)