【プレミアリーグ】マンチェスター・ユナイテッド2-0ウォルヴァーハンプトン(日本時間5月13日/オールド・トラッフォード)
マンチェスター・ユナイテッドに誕生した“アントニー・ホットライン”の一撃だった。右サイドのブラジル代表アントニーから、中央でフリーのフランス代表アントニー・マルシャルへ。ファンが「これ以上ないほどキレイな崩し!」と興奮する先制弾となった。
ホーム、オールド・トラッフォードにウォルヴァーハンプトンを迎えた一戦は、マンチェスター・ユナイテッドが終始主導権を握る展開に。先制弾は32分のことだった。
中盤でボールを奪ってカウンターを開始すると、中央のポルトガル代表ブルーノ・B.フェルナンデスは、タイミングを見計らってボックス右へスルーパス。これに反応したブラジル代表アントニーがダイレクトで中央へ折り返すと、走り込んだフリーのフランス代表アントニー・マルシャルが確実にゴールネットを揺らしてみせた。
完璧に相手を崩したゴールに、ABEMAで解説を務めた粕谷秀樹氏は「ブルーノ・フェルナンデスのシルキーなパスが見事ですね」と、スルーパスを出したポルトガル代表を称賛。一方、「マルシャルは、その前にいただけないシーンがあったんですけど、点取ったからオッケーかなぁ(笑)」と、今季9点目を挙げたFWについても言及した。
視聴者も「気持ちいいカウンター」「ブルーノうめー」「これは美しい」「これ以上ないほど綺麗に崩した」「やっぱブルーノやん」「ブルーノでほぼ決まり」と、B.フェルナンデスのプレーに注目する声が多かった。さらにこのゴールは、アントニーのアシストによって“アントニー”が決めたことで「アントニーからアントニー」と沸き立つファンもいた。
なお、この試合は先制以降もユナイテッドが攻め込んだものの、追加点を奪えないまま試合が続いた。終了間際のアディショナルタイムに、18歳のアルゼンチン代表アレハンドロ・ガルナチョが今季3点目となるゴールでダメ押したものの、27本のシュートを放って2得点。この試合、プレミアリーグのデビュー戦となったウォルヴァーハンプトンの29歳GKダン・ベントリーの数々のビッグセーブによって、決定機をふいにされていたのだった。
それでも、終わってみればホームで2-0の完勝。順位は4位のままだが、今節で引き分けたニューカッスルと勝ち点66で並び、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に向け、好調をキープ。下からは“絶好調”の5位リヴァプールが勝ち点4差で迫ってきているだけに、残り3試合で今のポジションを死守したいところだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)