リーグ・アン第35節が14日に行われ、モナコとリールが対戦した。
前節はアンジェに2-1で競り勝ち、リーグ戦3試合ぶりの白星を手にした4位モナコ。連勝を目指し、今節は本拠地での上位対決に臨む。対戦相手の6位リールは直近5試合で2勝1分2敗と不安定な戦いが続いている。前節スタッド・ランス戦に続いての連敗は避けたいところだ。リーグ戦2試合連続でスタメンに名を連ねた南野拓実の活躍にも期待がかかる。
序盤は拮抗した展開に。モナコは左右両サイドを起点に相手ゴール前に迫るシーンを作る。南野は中盤でボールを引き出しつつ、チャンス時には積極的にボックス内に顔を出していく。17分にはアレクサンドル・ゴロヴィンのパスが敵陣ボックス内にこぼれ、これに反応した南野が左足のボレーでゴールを狙ったが、惜しくも枠の右へ外れた。対するリールはレミ・カベッラやジョナサン・デイヴィッドを起点にチャンスをうかがう。
中盤にかけて試合はこう着状態に。互いにバイタルエリアへの侵入を試みるも、なかなか攻撃がスピードアップせず、シュートまで持ち込めない時間が続く。そんな中で迎えた31分、モナコに決定機が到来。ユスフ・フォファナのスルーパスでボックス内に抜け出したマイロン・ボアドゥがシュートを放ったが、相手GKの好セーブに阻まれ先制ならず。そのまま均衡破れず、前半はスコアレスで折り返した。
迎えた後半、両チームともに何度か敵陣ボックス内に侵入するシーンを作るも、互いにラストパスやフィニッシュの精度を欠き、スコアレスのまま時間が進んでいく。リールは64分、ボックス手前からカベッラがスルーパスを送り、抜け出したティモシー・ウェアが至近距離からシュート。しかし、距離を詰めたGKアレクサンダー・ニューベルが身体に当て、先制点を許さない。69分にはジョナタン・バンバに決定機が訪れるも、またもGKニューベルの好セーブに阻まれた。
73分、後方からのスルーパスで相手DFラインの背後を取った南野が冷静にゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でゴールは認められず。その直後の74分に南野は途中交代となった。その後はリールがより多くのチャンスを作る。83分には右からのクロスにバンバが合わせたが、シュートはGKニューベルがキャッチ。対するモナコはなかなか良い形でシュートまで持ち込むことができない。
試合はこのままスコアレスで終了。互いに勝ち点「1」ずつを分け合う結果となった。次節、モナコは19日にアウェイでリヨンと、リールは20日にホームでマルセイユと対戦する。
【スコア】
モナコ 0-0 リール