ブライトンに所属するスペイン代表GKロベルト・サンチェスの状況について、地元紙『Sussex Live』が伝えている。
ブライトンはプレミアリーグ第36節で、逆転優勝の可能性を探る2位アーセナルを3-0で一蹴。来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に向けて大きく前進した一方で、サンチェスはロンドンで行われたアウェイゲームに帯同しなかった。
今回の招集外について、ロベルト・デ・ゼルビ監督は試合後、『私たちは2日前(金曜日)に話し合った。今日(日曜日)彼はここには来ないということで合意していた。彼は自分がプレーしないことを知っていたから、私たちはそのことについて合意に至った。』とコメント。招集外が双方合意のものだったことを強調した。
サンチェスは先月23日のFAカップ準決勝マンチェスター・U戦に先発出場。チームはPK戦の末に敗れたものの、好パフォーマンスを披露し存在感を放っていた。しかしイングランド人GKジェイソン・スティールがケガから復帰すると、再びベンチを温める期間が続いていた。
同紙は「前サンダーランド所属のストッパー(スティール)は素晴らしいパスセンスを持っており、直近の数カ月よく機能しているブライトンの後方からのビルドアップのカギになっている。」と、今年4月以降スティールが起用され続ける理由を分析。それまで正GKを務めてきたサンチェスにとって、出場機会の限られる厳しい状況が続いている。
サンチェスはブライトンのユースから下部リーグへのローン移籍を経て、2020年にトップチームに昇格。翌年からはチームの守護神としてコンスタントに試合に出場し、直近では昨年のカタールワールドカップを戦ったスペイン代表にも名を連ねた。
今回のメンバー外について詳細は明らかになっていないだけに、スペイン代表の実力者を巡る今後の展開に注目が集まるところだ。