ステファノ・ピオリ、ラファエル・レオン

 ミランを率いるステファノ・ピオリ監督が、16日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・準決勝セカンドレグのインテル戦を前にした記者会見で同試合に向けて意気込みを語った。15日、イタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 10日に行われたCL・準決勝ファーストレグでは、インテルに0-2で敗戦を喫したミラン。2点差を追いかける展開から始まるセカンドレグに向けて、ピオリ監督は「選手たちは自分たちにまだ大きなチャンスがあることを分かっている。劣勢であることを覆すための決意と警戒心を持っている」と語り、「ファーストレグの前半は我々の望むようにはいかなかった。しかし、後半は改善した。ファーストレグとは違う試合をする準備はできている」と意気込んだ。

 続けて、ケガでファーストレグを欠場したポルトガル代表FWラファエル・レオンについても言及し、「彼は元気だ。昨日はほぼ全員でトレーニングを行った。今日、彼は(ラデ・)クルニッチや(ジュニオール・)メシアスと同じように全てをこなすことができた。彼らが出場できることを願っている。もしレオンが完璧に仕上がったなら、明日先発で出場するだろう」と状態を明かしつつ、出場機会があることを示唆した。

 また、ファーストレグの前半に負傷交代し、セカンドレグを欠場するアルジェリア代表MFイスマエル・ベナセルについてピオリ監督は「明日の朝に手術する予定だ」と明かしつつ、「ファーストレグよりも攻撃的ミッドフィールダーを増やして、異なる特徴を持ってプレーするつもりだ。もしかしたらファーストレグより良くなるかもしれないね」と、戦術面の変更についても言及した。