大谷翔平、サイクルならずも仲間たちがベンチで見せた“勇み足”リアクションにほっこり

【MLB】オリオールズ5-9エンゼルス（5月15日・日本時間5月16日／ボルティモア）

　大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場。今季9度目の二刀流出場で5勝目を挙げた。投手としては7回5失点で勝利投手に、打者としては3ランを含む5打数4安打3打点の大活躍を見せたが、「サイクルヒット」まであとツーベースのみという場面で回ってきた9回の第6打席はレフト前ヒットに。惜しくも偉業ならずだった次の瞬間、ベンチのチームメイト数名が「ショーヘイがやったぞ」と言わんばかりに“ぴょこん”と跳び上がったり、身を乗り出したりするような勇み足リアクションを見せるほっこりシリーンがあり「笑うしかない」など視聴者から反響が相次いだ。

【映像】仲間たちが見せた“勇み足”リアクション

　エンゼルスが9－5とリードして迎えた9回2死で打席に立った大谷。そこまで第2打席でシングルヒット、第3打席で3ランホームラン、第4打席でスリーベースを放っており、ツーベースが出ればMLB史上初の「先発投手のサイクルヒット」という大偉業がかかっていた。

　カウント0－2と追い込まれた3球目。大谷は外角のボール球にちょこんとバットを出すと、打球はレフト前へ。球場が固唾をのんで見守り、期待したツーベースとはならなかったが、この日4本目となるヒットでチャンスを広げた。リプレー映像では打球が飛んだ瞬間、「いった！」と早とちりしたチームメイト数名が、ぴょこんと飛び跳ねたり、ベンチから一瞬だけ身を乗り出したりするシーンが映し出された。

　冷静に考えればツーベースにはならない打球だったが、140年以上を誇るMLBの歴史上でも類を見ない快挙に迫っていただけに、メジャーリーガーたちも童心にかえって一喜一憂する"ほっこり"シーンだった。

　最終打席のシングルヒットという結果にはABEMAファンからも「シングルでがっかりとか草」「4安打であ～とか言われてる」と、もはや異次元のプレーを見せる大谷に「笑うしかない」といったリアクションが殺到した。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）