バルセロナは16日、スポーツ・ディレクター(SD)を務めるジョルディ・クライフ氏が契約満了に伴い、6月30日に退任することを発表した。
現在49歳のクライフ氏は、アヤックスやバルセロナ、オランダ代表のレジェンド故ヨハン・クライフ氏を父親に持つ。自身も現役時代は攻撃的なポジションでプレーし、バルセロナやマンチェスター・Uなどに在籍していた。現役引退後はAEKラルナカ(キプロス)やマッカビ・テルアビブなどでスポーツ・ディレクターを務め、2017-18シーズンにM・テルアビブで監督業初挑戦。その後、重慶斯威(中国)、エクアドル代表、深圳FC(中国)で指揮をした。
そして、2021年8月に古巣バルセロナに復帰し、スポーツ・アドバイザー職に就くと、今季からSDに就任。4年ぶり通算27回目のラ・リーガ制覇に貢献したが、新たな取り組みに乗り出したいという同氏の希望から、現行契約が満了となる6月30日にバルセロナを離れることが決定した。
なお、大手メディア『ESPN』によると、クライフ氏はバルセロナを離れた後、アストン・ヴィラで現在と同様の役職に就くという。そして、バルセロナにはかつて同クラブでもプレーした元ポルトガル代表MFデコ氏が幹部として復帰する予定であることも伝えられている。