今シーズン限りでの退団が決定している元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツの後任を必要としているバルセロナにとって、バイエルン所属のドイツ代表MFジョシュア・キミッヒは現実的なオプションであると17日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。
バルセロナはブスケツの後任としてレアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディを第一候補と考えていたが、レアル・ソシエダが求める6000万ユーロ(約90億円)の移籍金を支払うことに難色を示したとのこと。
一方キミッヒもバイエルンとの契約が2025年まで残っていることから移籍金は高額と予想されるが、スビメンディより低い予算で獲得できる可能性があるという。同紙によると、キミッヒはバイエルンがユリアン・ナーゲルスマン前監督を解任したことをよく思っていないことからシーズン終了後の退団を希望しており、過去にバイエルンからの退団を希望しスペインのクラブに移籍したドイツ代表MFトニ・クロース、オーストリア代表DFダヴィド・アラバ、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ同様、キミッヒ放出を容認し、さらに移籍金の減額交渉にも応じる可能性がようだ。
ドイツ代表ではキャプテンを務めたこともあり、過去にサイドバックとしてプレーした経験もあるキミッヒは、バルセロナのキャプテンを務めたブスケツの後任として相応しく、バルセロナの首脳陣も興味を示していると伝えている。
キミッヒは過去にバルセロナのシャビ監督の現役時代のプレーを賞賛する発言をしていることに加え、バルセロナ所属のロベルト・レヴァンドフスキやドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが友人であることも好材料であると指摘している。
しかし、キミッヒに対しては以前ドイツでキミッヒを指導したグアルディオラ監督率いるマンチェスター・Cも興味を示しているとの噂もあるが、財政的に厳しい状況の中でブスケツの後任としてキミッヒ獲得に向けてバルセロナは動くのか、今後の動向が気になるところだ。