ガラタサライのアルゼンチン人FWマウロ・イカルディが、アルゼンチンを拠点に活動している妻のワンダ・ナラさんと生活するために、ボカ・ジュニオルスと交渉していると16日アルゼンチンの『トド・ノティシアス』などが報じた。
今シーズン、パリ・サンジェルマンからレンタル移籍でガラタサライに加入したイカルディは、公式戦出場23試合で18ゴール8アシストと好調を維持し、チームもスュペル・リグ(トルコ1部リーグ)で暫定ながら2位に勝ち点差8をつけ首位となっている。
モデルとして活動するかたわら、イカルディの代理人としても歯に衣着せぬ発言で騒動を巻き起こしてきたイカルディの妻であるワンダ・ナラさんは昨年9月、自らのSNSで夫イカルディとの離別を宣言。イカルディが復縁を試みるも、ワンダ・ナラさんに13歳年下のアルゼンチン人ミュージシャン、エレ・ガンテとの恋の噂が浮上し、さらには元夫マキシ・ロペスと子供たちを交えアルゼンチンでバカンスを過ごすなど、イカルディにとっては穏やかではない出来事が続いていた。
しかし3月末から4月上旬の代表ウィークを利用してアルゼンチンに帰国したイカルディは、一部では離婚とも報じられていた妻のワンダ・ナラさんが司会を務めるマスターシェフ・アルヘンティーナに出演。夫婦のキスなどハートフルなシーンが放送され、両者の復縁はアルゼンチン国民を驚かせた。
ところが10日、ワンダ・ナラさんとテレビ共演を果たす裏で、イカルディがアルゼンチン滞在中に妻とは別の女性と密会し、その女性と寿司屋を訪れたことなどが複数の大手メディアに報じられた。イカルディは身の潔白を主張したが、騒動に疲弊した妻のワンダ・ナラさんはイカルディとの結婚後3度目となる離別宣言をし、アルゼンチンメディアは騒然となった。
そんななか、イカルディがワンダ・ナラさんや子供たちと一緒に生活をするために元アルゼンチン代表のフアン・ロマン・リケルメが副会長を務めるボカ・ジュニオルスと移籍に関する交渉をしているとの報道が飛び出した。
ガラタサライは今季絶好調のイカルディの完全移籍での獲得を目指すとされているが、イカルディの保有権を持つパリ・サンジェルマンの意向も無視できない。また、イカルディがボカでプレーをする場合には大幅な減棒を受け入れる必要であることに加え、代理人である妻のワンダ・ナラさんはボカの宿敵リーベル・プレートのサポーターとしても知られており、前夫マキシ・ロペスとの間に生まれた長男バレンティーノ・ロペスはリーベルの下部組織でプレーするなど、家庭内でライバル関係も発生する状況だ。複雑な状況が絡み合うなか、イカルディのボカ移籍は実現するのだろうか。