アレッサンドロ・バストーニ

 インテルがイタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニとの契約延長に近づいているようだ。17日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。

 現在24歳のバストーニは2017年夏にアタランタからインテルに加入。2度のレンタル移籍を経験し、2019-20シーズンから同クラブの最終ラインの主力として活躍している。今シーズンは開幕からここまで公式戦通算41試合に出場。チャンピオンズリーグ(CL)とコッパ・イタリアで決勝進出を果たしたチームで、安定感あるパフォーマンスを披露している。

 そんな同選手をめぐっては、トッテナムを筆頭に複数のクラブがかねてから動向を注視している。インテルも慰留に向けて契約延長交渉に臨んでいるものの、同クラブが財政難に陥っていることや、現行契約が2024年6月末までとなっていることが相まって、今シーズン終了後の退団の可能性も浮上。来シーズン以降の去就には注目が集まっている。

 先日にはジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)が、バストーニとの交渉に関して「選手本人と代理人の前向きな反応を確信しているよ。間違いなく新たな契約が来る。何も問題はない」などとコメントし、契約延長に自信をのぞかせていた。そして今回の報道によると、インテルと同選手は新たに2028年夏までの5年契約を締結することで合意に達した可能性が高いという。なお、新契約には大幅な昇給も盛り込まれているとのこと。『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、新たな年俸額は550万ユーロ(約8億2000万円)程度になると伝えている。

 また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、新契約は近日中に締結される見込みで、今シーズン終了までにはクラブから正式発表されるとのことだ。