マンチェスター・Uは19日、元イングランド代表DFフィル・ジョーンズが今シーズン限りで退団することをクラブ公式サイトで発表した。
現在31歳のP・ジョーンズは、ブラックバーンの下部組織出身。2011年7月にマンチェスター・Uへと移籍し、同年10月にはイングランド代表デビューも果たすなど、逸材として期待されていた。
しかし、移籍後は度重なる負傷に悩まされた。最後の公式戦出場は、2022年5月2日に行われた昨シーズンのプレミアリーグ第35節ブレントフォード戦。負傷の影響で今シーズンを通して練習ができておらず、昨年5月20日以降は練習場に姿を見せていない模様だ。
マンチェスター・Uで公式戦通算229試合に出場したP・ジョーンズは、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメント。家族やファンからのサポートに対する感謝を述べた。
「ここ数年は非常に困難な状況だった。それを否定することはできないし、隠すこともできない。家族の惜しみない協力があったからこそ、僕はまっすぐに歩むことができたし、コンディションを整えてもっとプレーできるように集中することができた」
「それに、みんなも知っての通り、僕はサッカーがしたくてたまらない。サッカーが恋しかった。サッカーをして育つと、そのことしか考えられなくなる。幼い頃から、自分の好きなことを仕事にすることだけを考えてきたんだ。僕は幸運にも、思うほどではないにせよ、それを実現することができた」
「僕はたゆまぬ努力を続けてきた。文字通り、あらゆる手を尽くしてきた。ここ2、3年、休養するたびに、できるだけ早く復帰するように努めた。僕にとってのハイライトは、昨シーズンにケガから復帰したウルヴァーハンプトン戦だろう。あの瞬間は一生忘れることができない。今思い出しても鳥肌が立つ。あのレベルのフィットネスに戻すまで、本当に、本当に一生懸命働いてきたんだ」
「そして、あの日のファンのみんなは本当に素晴らしかった。あの試合で彼らが僕に示してくれた愛と情熱はセンセーショナルだった。感謝してもしきれない。彼らは、僕がここにいる間常に支えてくれた」