カルロ・アンチェロッティ

 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、21日に行われるラ・リーガ第35節のバレンシア戦を前にした記者会見で同試合に向けて意気込みを語った。20日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 17日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・準決勝セカンドレグでマンチェスター・Cと対戦したレアル・マドリードは、ファーストレグを1-1のドローで終えていたなか、アウェイでのセカンドレグで0-4と大敗。2戦合計1-5で準決勝敗退が決まった。

 バレンシア戦を前にした記者会見で、同試合を振り返ったアンチェロッティ監督は「手痛い敗退だが、準決勝だ。グループステージやラウンド16ではなかった。我々は傷ついている。しかし、マンチェスター・Cを祝福するよ。それがこのクラブの価値観だからね。今は前を向いて、次のチャンピオンズリーグの戦いに目を向けたい」と敗戦を悔みつつ、今後を見据えた。

 CLでの大敗を受けて、解任も噂されるアンチェロッティ監督だが、会長を務めるフロレンティーノ・ペレス氏との関係性を尋ねられると、「私たちは昨日、いつものように話をした。ミーティングを行い、試合を評価し、彼は私に愛情とサポートを示してくれた。また、ここ数シーズンのことも話した。私たちは良い仕事をするために、同じかそれ以上のハングリー精神で前進し続けるだろう」と問題がないことを強調した。

 CL敗退後、初のリーグ戦を迎えるレアル・マドリード。バレンシア戦に向けてアンチェロッティ監督は「チームは準備万端だし、選手も揃っている。ポジティブな動きを取り戻したいし、明日はうまくやるチャンスがある。バレンシアは全身全霊をかけて戦うだろう。我々は準備しなければならない。ほぼ全員が順調に回復しているので、可能な限り最高のチームを編成する。よく休んだし、チームは肉体的にもいい状態だ」と自信を見せた。