ステファノ・ピオリ

 ミランを率いるステファノ・ピオリ監督が、20日に行われたセリエA第36節のサンプドリア戦を振り返りつつ、今季の戦いぶりについて語った。同日、イタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 “ミラノダービー”となったチャンピオンズリーグ(CL)準決勝でライバルに敗れ、失意の中にあるミランは、ホームでサンプドリアと対戦した。試合は9分にラファエル・レオンのゴールで先制に成功したものの、20分には同点に。しかし、その後はオリヴィエ・ジルーのハットトリックを含めて4点を追加。5-1で勝利を収めた。

 快勝を飾ったピオリ監督は試合後、「CLで味わった失望を払拭する必要があったので、上手くプレーできて良かった。私たちは良い試合をしたし、多くのゴールを決めた。これは私たちにとってプラスになるだけだ。シーズン終了後に、きちんと評価したい」と振り返った。

 続けて「CLでは期待以上の結果を残すことができたし、私たちは最後までやり遂げたいと思ったことは確かだ。しかし、セリエAでは継続性がなかった。日曜日のユーヴェ戦は重要な試合だ。しっかり準備して、最高のパフォーマンスを発揮できるようにしたい」と来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得にわずかな可能性を残した中で迎える28日のユヴェントス戦に向けて意気込みを語った。

 昨季はリーグ制覇を成し遂げたミランだが、今季はCLでベスト4に名を連ねたものの、リーグ戦では5位と苦しんでいる。そんな今季の戦いぶりについて尋ねられたピオリ監督は「私たちが歩んできた道が、自分たちの予想をはるかに上回る大きな満足感を与えてくれたことは、誰の目にも明らかだ。私は選手たちを誇りに思っている。なぜなら、私たちが成長するためにどれだけ努力しているかを知っているからだ。このシーズンからは、スクデットの時よりも多くのことを学ぶことができると確信している」と満足感を口にしつつ、今後を見据えた。