ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督が、来季の欧州大会の出場権を獲得した喜びを語った。21日、クラブ公式サイトが伝えている。
プレミアリーグ第37節が21日に行われ、ブライトンはホームでサウサンプトンと対戦。29分にエヴァン・ファーガソンのゴールで先制すると、40分には三笘薫のスルーパスからE・ファーガソンが再び追加点をマーク。その後1点を返されたものの、69分にパスカル・グロスがダメ押しゴールを挙げ、3-1で勝利を収めた。
この結果、勝ち点を「61」まで伸ばした6位ブライトンは、来季の欧州大会出場が決定。なお、7位アストン・ヴィラとの勝ち点差が「3」となっていることから、勝ち点で並ばれる可能性は残されているものの、得失点差で「16」のアドバンテージがあるため、残り2試合で大敗を喫しない限り、来季ヨーロッパリーグ(EL)に出場することとなる。
1901年創設のブライトンにとって、クラブ史上初となる欧州カップ戦の出場権獲得が決定したことを受け、デ・ゼルビ監督は「これは信じられないことだ。私のキャリアの中でも最高の1日であり、これらの選手、ファンがいるクラブの監督を務められていることを誇りに思っている。みんなで勝ち取ったんだ」と喜びを口にし、次のように続けた。
「自分の感情を説明することはできないが、ここにいる選手たちはとても高いレベルにいることは言える。彼らは素晴らしい選手で、素晴らしい人間だ。彼らはヨーロッパに出場することに値している」
また、いつ来季の欧州大会出場権を獲得できると思ったかと聞かれたデ・ゼルビ監督は、1-1の引き分けに終わった2月11日に行われたクリスタル・パレス戦だったことも明かした。
「パレス戦後、チャンピオンズリーグ出場といった歴史的な目標を達成できるシーズンになるかもしれないと思っていた。その試合には勝てなかったけど、選手たちはロッカールームでとても悲しんでいた。試合後に選手たちと話をして、そこで彼らの性格を知ることができた」
「4月と5月には14試合を戦い、非常に厳しい時期に耐え、多くの選手をケガで失ったりもした。それでも、自分の中に何かがあれば、目標に向かって自分を追い込むことができるからね」