ロベルト・レヴァンドフスキ

 バルセロナ所属のポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが、パリ・サンジェルマン(PSG)所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの“共闘”へ意欲を示した。22日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。

 今シーズンのラ・リーガで首位を独走し、4年ぶり通算27回目の優勝に輝いたバルセロナ。スーペルコパ・デ・エスパーニャと合わせた“2冠”を達成した同クラブだが、躍進の立役者となったのが昨年夏にバイエルンから加入したレヴァンドフスキだ。同選手はここまで公式戦43試合に出場し32ゴール7アシスをマーク。ラ・リーガではレアル・マドリード所属のフランス代表FWカリム・ベンゼマらを抑え、得点ランクの首位に君臨している。

 “エース”としてチームを牽引しているレヴァンドフスキは、今シーズンの結果について「僕たちの今シーズンを誇りに思うよ。ラ・リーガとスーペルコパを制覇したことは大きな成果だ。バイエルンで獲得したタイトルとは違った味わいがある。バイエルンでは8連覇を経験したけど、今のバルセロナは移行期なんだ。新しいものを作っているんだよ」とコメント。スペインでの初年度に大きな満足感を示している。

 クラブは来る夏の移籍市場にて、かつての“絶対的エース”であるメッシの獲得に乗り出す可能性があると噂されている。このことについて問われたレヴァンドフスキは「僕はここで彼(メッシ)と一緒にプレーしたいと思っているんだ。彼はここ数年間でスタイルを変えてきている。彼のようにサッカーを深く理解している選手と一緒にいれば、プレーはより簡単になるだろう」と“共闘”への意欲を示した。

 なお、6月末でPSGとの現行契約が満了となるメッシに対しては、サウジアラビアやメジャーリーグ・サッカー(MLS)からの関心も明らかになっている。果たして来シーズン、レヴァンドフスキとメッシの“共闘”は実現するのだろうか。今後の動向に注目が集まる。