新型コロナが季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行され、旅行や外食など、コロナ前の活気が戻りつつある。
【映像】「ビジネス会食マニュアル」より 事前準備編やることリストほか(画像あり)
企業にも会食制限を撤廃する動きが出る中、あるブログの投稿が話題になっている。
「『ビジネス会食』こそが、若手ビジネスパーソンにとって千載一遇のチャンスだ」
とある企業でビジネス会食を取り仕切ってきたyuuuさんが「若手のうちに絶対身に着けたい『ビジネス会食完全攻略マニュアル』」を投稿すると、またたく間に反響が殺到。
書いたきっかけについて、yuuuさんは「新型コロナが2類から5類になって、会食需要がこれから間違いなく増える。コロナ禍の新入社員は、ビジネス会食自体を経験したことがない。ビジネス会食に親しんでいた人にも2年間近くのブランクがあり、飲み方自体を忘れていることがある。まとまった資料や実務的な記事がネットにあまりなかったので、そういう方々の参考になるように書いた」と話す。
ビジネス会食では、店選びから相手先の立場や趣味、食の好みなど、細かなリサーチが必要だ。また、会食中の振る舞いからお見送り、後日のケアまで業務は多岐にわたる。
「僕の場合、全然仕事ができなかった」と振り返るyuuuさん。ある日、上司に「せめて飲み会くらいは頑張れ」と言われたという。
「仕事ができない自分の生存戦略として、ビジネス会食の仕切りに全力で打ち込んだ。最初は、上司がどうやって会食を仕切ってるのかを学んだ。多い時には月に28回の会食があった。飲み会がうまくいった結果、ビジネスも好転していった」
飲酒量は、所得や労働時間に影響するのだろうか。先月26日に発表された、東京大学・川口大司教授らが調査したデータでは、収入や労働時間に有意な差は見られなかったという。
yuuuさん自身も「実はかなりお酒に弱い」といい、飲み過ぎると次の日の体調に響いてしまうと話す。
「一人ひとりが飲みすぎない、記憶を飛ばさないことが、極めて重要。たくさんお酒を飲む必要はない。最終的にビジネスで達成したい目的があり、取引先と信頼関係を築ける場所、叶える手段はお酒以外にもたくさんある。例えば、最近だとサウナで一緒になって仲良くなるケースもある。ゴルフやテニスもある。自分がどこを強みとするかだ」
ビジネス会食において、お酒の失敗をなくすコツはあるのだろうか。
「お酒は意外と自分のペースで飲むことが難しい。相手と飲むスピードを合わせたり、グラスが空いた時に注いでいただいたりする。失敗しないために、みなさん飲む量を減らす方向になるが、そうではなく、事前にお店に相談した上で、あらかじめ自分のお酒の濃度を薄くしてもらえばいい。ハイボールをジンジャエールに変えてもらうなど、ペースが乱れてしまっても酔って失敗をしないように事前に調整しておくことが重要だ」
(「ABEMA Prime」より)
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側