古橋亨梧

 セルティックに所属しているFW古橋亨梧が、2022-23シーズンのスコティッシュ・プレミアシップにおけるプレイヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)に輝いた。セルティックのクラブ公式HPが伝えている。

 今シーズンの古橋はここまでスコティッシュ・プレミアシップ34試合の出場で25ゴールをマーク。セルティックをスコティッシュ・プレミアシップ2連覇へと導いた。また、スコティッシュ・リーグカップでも3試合の出場で3ゴールを記録しており、特に決勝戦のレンジャーズ戦では2ゴールを決めて優勝に貢献。スコティッシュ・カップでも4試合に出場して3ゴールを挙げており、“国内3冠”を目指すチームに欠かせない得点源に君臨している。

 今季の活躍ぶりを受け、古橋は既にセルティックのファンが選ぶ年間MVPに輝いていた。加えて、15日にはスコットランドプロサッカー選手協会(SPFA)のプレイヤー・オブ・ザ・イヤーも受賞。これは2006-07シーズンにクラブの“レジェンド”である中村俊輔氏が成し遂げて以来、日本人選手として16年ぶり2度目の出来事だった。今回はリーグ側が選ぶプレイヤー・オブ・ザ・イヤーに選出。自身初の栄冠に輝き、“個人2冠”を達成した。なお、同賞は2015-16シーズンより授与がスタート。中村氏が在籍していた当時は存在していなかったため、個人賞の“W受賞”は日本人史上初の快挙となった。

 また、シーズンの最優秀監督賞にはセルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が選ばれた。ポステコグルー監督は昨季も同賞に輝いており、2シーズン連続の受賞となっている。

 今シーズンのスコティッシュ・プレミアシップは残り2試合となっているが、セルティックは“国内3冠”を懸けたスコティッシュ・カップ決勝戦を控えている。同試合は6月3日に行われ、セルティックは2部のインヴァネスと激突。有終の美を飾り、2019-20シーズン以来となる“国内3冠”を勝ち獲れるだろうか。

【画像】セルティックが古橋の年間MVPを報告