ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督が、去就に注目が集まっているエクアドル代表MFモイセス・カイセドとアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターについて言及した。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
1901年創設の6位ブライトンは今シーズンのプレミアリーグ7位以内が確定し、クラブ史上初となる欧州カップ戦の出場権獲得が決定。なお、7位アストン・ヴィラとの勝ち点差が「3」となっていることから、勝ち点で並ばれる可能性は残されているものの、得失点差で「16」のアドバンテージがあるため、残り2試合で大敗を喫しない限り、来季ヨーロッパリーグ(EL)に出場することとなる。
それでも、多くのクラブから関心を寄せられているカイセドやマック・アリスターは今夏の移籍市場で退団する可能性が浮上している。そんななか、24日のマンチェスター・C戦がブライトンのユニフォームを着て、本拠地『アメックス・スタジアム』で両選手がプレーする最後の試合になるかと聞かれたデ・ゼルビ監督は次のように語った。
「最後の試合になるかもしれないが、それはわからない。彼らには別のレベルでプレーする資格があるため、(クラブを)変える可能性がある」
「私は仕事をするとき、自分自身やクラブのことを考えるが、選手たちのことも考えたりする。選手たちには一回のキャリアと人生しかなく、彼らのことを私たちが決めることはできない」
続けて、「トニー(・ブルーム会長)がどのような決断を下すかはわからない」と去就は不透明であることを明かした一方で、「でも、私たちのレベルも上がったから、彼らには今、ヨーロッパでプレーできるという選択肢も与えることができる。彼らにはもう一つの選択肢を提示できるようになったんだ」と残留の可能性も残されていることを強調した。