U20日本代表がコロンビアに逆転負け…PK失敗も響きGS突破を決めきれず/U20W杯

 『FIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023』のグループC第2戦が24日(日本時間25日)に行われ、白星スタートに成功したU-20日本代表とU-20コロンビア代表が対戦した。

 中2日という厳しいスケジュールの中で、日本は第1戦とほぼ同じメンバーを踏襲。唯一、MF永長鷹虎(川崎F)とMF山根陸(横浜FM)を入れ替え、その山根がMF福井太智(バイエルン/ドイツ)とコンビを組み、右サイドにはMF佐野航大(岡山)が配された。

 立ち上がりはコロンビアの出足の速さに対応しきれず、27分にはヤセル・アスプリージャのシュートがチェイス・アンリ(シュトゥットガルト/ドイツ)に当たってクロスバーを叩くなど、ピンチを迎える。しかし、直後のプレーでボックス左に侵入した北野颯太(C大阪)が右CKを得ると、ショートコーナーからリターンパスを受けた福井がボックス右に侵入し、マイナスのセンタリング。待ち構えていた山根が右足を振り抜くと、ミートしきれなかったシュートがGKのタイミングを外してゴール右に吸い込まれた。

 セットプレーから少ないチャンスを活かして先制した日本は、後半もサインプレーから山根がシュートを放ってゴールを脅かすも、押し込まれる時間が長くなっていく。そして52分、左サイドからのセンタリングがボックス中央まで流れ、これをアスプリージャに決められてしまう。さらに58分には、後半から投入されたトマス・アンヘルにセンタリングのこぼれ球を詰められて逆転を許してしまった。
 
 苦しい時間の続いた日本は80分過ぎ、ニアサイドで松木玖生がヘディングを狙うと、後方から遅れて入ってきたコロンビアの選手がハンドを犯してPKを獲得。松木がキッカーを務めるが、シュートはクロスバーを直撃してしまう。さらに86分にはロングスローから途中出場の福田師王が頭ですらし、ゴール前の松木がヘディングシュートを狙うが、これもクロスバーに阻まれた。

終盤は圧倒的に攻め込んでいったが、試合は1-2のまま終了となり、日本は逆転負けを喫し、グループステージ突破を決めることはできなかった。一方、連勝を飾ったコロンビアは決勝トーナメント進出が決定。グループ2位の日本は27日(日本時間28日)に行われる最終節でグループステージ突破をかけてイスラエルとの一戦に臨む。

【スコア】
U-20日本代表 1-2 U-20コロンビア代表

【得点者】
1-0 30分 山根陸(U-20日本代表)
1-1 52分 ヤセル・アスプリージャ(U-20日本代表)
1-2 58分 トマス・アンヘル(U-20コロンビア代表)

【スターティングメンバー】
GK:木村
DF:高井、チェイス、田中、髙橋(HT 松田)
MF:佐野、福井(75分 松村)、山根(84分 福田)、北野(66分 永長)
FW:松木、熊田(66分 坂本)

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