アーリング・ハーランド

 プレミアリーグは27日、2022-23シーズンのプレーヤー・オブ・ザ・シーズン(年間MVP)とヤングプレーヤー・オブ・ザ・シーズン(年間最優秀若手選手)を発表。マンチェスター・C所属のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが“ダブル受賞”を果たした。

 昨年夏にドルトムントから総額8500万ポンド(約148億円)とも報じられた移籍金でマンチェスター・Cに加入したハーランド。すぐさまセンターフォワード(CF)の主軸に定着すると、開幕からここまでリーグ戦35試合に出場し36ゴール8アシストをマーク。圧巻のパフォーマンスを披露し、プレミアリーグ3連覇達成の原動力となった。なお、今シーズンのリーグ戦での得点関与数「44」は、2002-03シーズンのフランス代表FWティエリ・アンリ氏(24ゴール20アシスト)と並ぶ1シーズン最多タイ記録となっている。

 また、22歳の“怪物”は年間MVPのほかに、今シーズンの年間最優秀若手選手賞も受賞。発表によると、同じシーズンで年間MVPと年間最優秀若手選手賞の“2冠”に輝いたのは、プレミアリーグ史上初の快挙だという。同選手にとって両賞ともに初めての受賞。なお、マンチェスター・C所属の選手が、年間MVPを受賞するのは4シーズン連続となっている。

 個人タイトルの“2冠”に輝いたハーランドは、所属クラブを通じて次のように受賞の喜びを語っている。

「同じシーズンで2つの賞を受賞した史上初の選手になれたことを光栄に思う。僕に投票してくれた人々に感謝しているよ。先週末、『エティハド』のファンの前でトロフィーを掲げたことは、僕にとって特別な瞬間だった。今回のような賞は、素晴らしいチームメイトと監督、そして僕のパフォーマンスをサポートしてくれる全てのスタッフなしではあり得なかっただろう。これから2回(CL、FA杯)の決勝戦を控えているが、力強くシーズンを終えたいと思う」

 なお、ハーランドのほかに、年間MVPおよび年間最優秀選手賞にノミネートされていた選手は、それぞれ次の通り。

▼年間MVP
ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C/ベルギー代表MF)
ハリー・ケイン(トッテナム/イングランド代表FW)
マルティン・ウーデゴーア(アーセナル/ノルウェー代表MF)
マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U/イングランド代表FW)
ブカヨ・サカ(アーセナル/イングランド代表FW)
キーラン・トリッピアー(ニューカッスル/イングランド代表DF)

▼年間最優秀若手選手賞
スヴェン・ボトマン(ニューカッスル/オランダ代表DF)
モイセス・カイセド(ブライトン/エクアドル代表MF)
アレクサンデル・イサク(ニューカッスル/スウェーデン代表FW)
アレクシス・マック・アリスター(ブライトン/アルゼンチン代表MF)
ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル/ブラジル代表FW)
マルティン・ウーデゴーア(アーセナル/ノルウェー代表MF)
ブカヨ・サカ(アーセナル/イングランド代表FW)