マリオ・バロテッリ

 スイスのFCシオンに所属する元イタリア代表FWマリオ・バロテッリが、6月10日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝のマンチェスター・C対インテルについて語った。27日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が同国メディア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の記事を引用して伝えている。

 現在32歳のバロテッリはインテルでデビュー後、マンチェスター・Cやミラン、リヴァプールなど、数々のビッグクラブでプレーし、一躍脚光を浴びた。そんなバロテッリは現在、スイス・スーパーリーグ(1部)のFCシオンでプレーしており、リーグ戦18試合で6ゴールを記録している。

 バロテッリにとって、今季のCLの決勝カードは“古巣”同士の対決となった。そのことについて、バロテッリはイタリアメディア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで「決勝の舞台への招待をたくさん受けた。しかし、予定は未定なんだ。もし観戦する場合は、誤解を招かないように、スタジアムの中央に座ろうと思っている。両方に勝ってほしいが、無理だね」とジョークを交えつつ、胸中を明かした。

 続けて、試合については「(アーリング・)ハーランドは並外れているし、マンチェスター・Cには彼にアシストをできる選手が多くいる。インテルにもトップレベルのストライカーがいるので、非常にオープンな試合になるだろう」と自身の見解を述べた。

 また、インタビューの中で「世界最強のストライカーは誰か?」と尋ねられると、バロテッリは「数字上はハーランドだが、それは好みの問題でもある。例えば、僕にとって、(ヴィクター・)オシムヘンは特別だ。ピッチの中で何でもできるし、若い頃の僕に似ている。それから、彼はユニークな男なんだ」と回答。今季のナポリで得点を量産し、存在感を示したナイジェリア代表FWの名前を挙げた。