PSG

 リーグ・アン第37節が27日に各地で開催された。

 今節を引き分け以上で終えればリーグ・アン2連覇が決定するパリ・サンジェルマン(PSG)は、敵地でストラスブールと対戦。ストラスブールに所属している鈴木唯人はベンチスタート、負傷離脱中の川島永嗣はメンバー外となった。

 試合は立ち上がりからPSGがボールを握る展開となるも、ホームチームのストラスブールが試合を優位に進めてチャンスの数を増やしていく。38分にはペナルティエリア手前で落としを受けたハビブ・ディアロが右足を振り抜いたが、シュートはポストに嫌われた。後半に入ってもストラスブールが主導権を握ったが、PSGは59分に2名の役者が躍動。ペナルティエリア左でロングフィードを受けたキリアン・エンバペがタイミングを見計らって中央へ繋ぐと、反応したリオネル・メッシが左足で叩き込み、試合の均衡を破った。

 ホームで良い試合運びを見せながら先制を許したストラスブールは79分、ケヴィン・ガメイロからの横パスを受けたモルガン・サンソンがペナルティエリア中央から右足で狙うも、シュートはGKジャンルイジ・ドンナルンマに阻まれる。それでも、こぼれ球をガメイロが押し込み、試合を振り出しに戻した。

 試合はこのままタイムアップ。この結果、PSGのリーグ・アン2連覇が決定した。PSGにとっては11度目のリーグ・アン制覇に。難しいアウェイ戦で勝ち点「1」を積み上げ、トロフェ・デ・シャンピオン(フランス・スーパーカップ)に続くタイトルを手にした。一方のストラスブールも勝ち点「1」を獲得したことで今季の残留が確定。なお、ベンチスタートだった鈴木に出番はなかった。

 その他、伊東純也が所属しているスタッド・ランスは敵地でリヨンと対戦。試合は0-3の敗北に終わり、伊東は後半アディショナルタイムまでプレーした。南野拓実が所属しているモナコは敵地でレンヌと対戦。試合は後半にモナコが2失点を喫し、0-2でタイムアップ。南野に出番はなかった。この敗北により、モナコは来季の欧州カップ戦出場圏外となる6位に転落している。オナイウ阿道が所属しているトゥールーズはホームにオセールを迎えた。トゥールーズは先制を許したものの、24分にザカリア・アブフラルが同点ゴールを記録。試合はこのまま1-1でタイムアップを迎えた。オナイウは83分からピッチに立っている。

 今節の結果は下記の通り。次節は6月3日に行われる。

◼︎第37節結果

アンジェ 2-1 トロワ
クレルモン 2-0 ロリアン
リール 2-1 ナント
モンペリエ 2-3 ニース
リヨン 3-0 スタッド・ランス
マルセイユ 1-2 スタッド・ブレスト
RCランス 3-0 アジャクシオ
ストラスブール 1-1 パリ・サンジェルマン
レンヌ 2-0 モナコ
トゥールーズ 1-1 オセール

◼︎第38節(最終節)対戦カード

アジャクシオ vs マルセイユ
オセール vs RCランス
モナコ vs トゥールーズ
ロリアン vs ストラスブール
ナント vs アンジェ
ニース vs リヨン
パリ・サンジェルマン vs クレルモン
スタッド・ブレスト vs レンヌ
スタッド・ランス vs モンペリエ
トロワ vs リール