スコティッシュ・プレミアシップの最終節が27日に行われ、すでに連覇を決めているセルティックは、3位のアバディーンとホームで対戦した。
セルティックは、古橋亨梧、旗手怜央、岩田智輝が先発出場。前節に退場して出場停止の前田大然は小林友希と共にベンチ外となった。
試合の均衡が破れたのは27分。ペナルティアーク付近からの斜めのパスを足元に受けた古橋はボックス内で冷静に切り返し、相手DF2枚を外して左足一閃。ゴール右上に突き刺して、先制に成功した。
直後の32分、味方がペナルティボックス手前からミドルシュートを放つ。このシュートを相手GKが前に弾いたところを古橋が冷静に左足で押し込み、あっという間に追加点を奪った。
後半にハットトリックも期待された古橋だが、立ち上がりにアクシデントが発生。相手GKとの交錯プレーで右足を痛めると、一度はプレーに復帰したものの、直後に自らピッチに倒れ込んでプレー続行不可能に。そして、50分に交代を行い、ピッチを後にした。
それでも、セルティックは78分、CKのクロスボールにカール・スターフェルトがヘディングで合わせて、3点目を奪取。さらに、82分には左サイド深い位置でジョタが上げた正確なクロスをオ・ヒョンギュが頭で合わせて4点目を奪う。さらに、試合終了間際の90分にはジョタのクロスバー直撃の直接FKのこぼれ球を再びオ・ヒョンギュが押し込んで、とどめを刺した。試合はそのまま終了となり、セルティックが5-0で勝利した。
なお、旗手は79分までプレーし、岩田はフル出場を果たした。今季のリーグ戦のゴール数を「27」に伸ばし、この試合では50分までプレーした古橋だが、得点ランキング2位のハーツに所属するローレンス・シャンクランドとマザーウェルのファン・フェーンとの差を「3」に広げた。28日にマザーウェルがダンディー・Uと対戦するが、同試合で得点ランク2位のファン・フェーンが3ゴール以上記録しない限り、古橋の得点王が決定する。また、セルティックは6月3日、スコティッシュFAカップ決勝でインヴァネスとの試合に臨む。
【スコア】
セルティック 5-0 アバディーン
【得点者】
1-0 27分 古橋亨梧(セルティック)
2-0 32分 古橋亨梧(セルティック)
3-0 78分 カール・スターフェルト(セルティック)
4-0 82分 オ・ヒョンギュ(セルティック)
5-0 90分 オ・ヒョンギュ(セルティック)