交流戦を前に、40試合終了時点で24勝14敗2引き分けでパ・リーグ首位となっている千葉ロッテマリーンズ。そんなロッテの好調の理由について、ロッテOBの野球解説者・里崎智也氏が言及した。
【映像】首位ロッテ、好調のワケ OB里崎氏がブッた斬る!
5月26日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に、番組司会の辻歩アナウンサーから、ロッテ好調の要因について水を向けられた里崎氏は、「これはもう簡単なんですよ。」と、好調の要因は極めてシンプルなものであると前置きした上で、「まずは先発ピッチャーね。先発は安定感、素晴らしいですよ。しかも今、佐々木朗希がいないですからね。今、佐々木朗希がいないのに貯金作りまくってるから、帰ってきたらどうなるんや?っていう話ですよ。この週末にね、ソフトバンク戦でに投げるっていう情報も入ってるんでね。ゲームを作れますからね。佐々木ね、種市、西野ね、小島。先発が(ローテの合間で)ちょっといないぞってなったら、リリーフデーにしたら全員が頑張って、広畑とか。2回ブルペンデーがありましたから。」と、5月28日のソフトバンク戦で復帰登板を果たす佐々木をはじめ、先発陣が安定して好投を続け、また、リリーフ陣の調子も良いことで、ゲームを作れる状態にあると解説。その上で、「これが今、一番です。先発が、今、パ・リーグでやっぱ先発防御率、一番いいですよね、ロッテが。その中で、最少失点でゲームを作っていくっていうところで、試合を崩さず、いい形で。」と、投手陣の好調が、ロッテの好調ぶりを支える一番の要因であるとした。
また、里崎氏は、もう1つの要因として、「相手がミスばっかりする。必ずフォアボール、エラー、ワイルドピッチ。最近、めちゃくちゃ相手がミスするんですよ。しかもそれを、ことごとく活かす。」と、相手のミスに乗じる形で、着実にチャンスをモノにする試合ができていると指摘。しかもそれに加え、「得点圏打率とか低いんですけど、ヒットを打てなくても、内野ゴロでランナー突っ込んできて、ヒットを打てなくても、1点取りにくるっていうところで、得点圏打率低くてもチャンスをきっちりね、得点に絡める」と、“ヒットでなくても得点する”という形が機能していることで、相乗効果をもたらしていることを指摘した。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)