ジャマル・ムシアラ

 バイエルンに所属するドイツ代表FWジャマル・ムシアラが、27日に行われたブンデスリーガ最終節のケルン戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 最終節を前に首位陥落となった2位バイエルンは、首位ドルトムントを勝ち点「2」差で追いかけるなかで迎えた今節のケルン戦。8分にキングスレイ・コマンのゴールで幸先よく先制に成功したものの、81分に同点に追いつかれる。それでも、試合終了間際の89分にムシアラのゴールで勝ち越しに成功し、2-1で勝利を収めた。同時刻にキックオフをした首位ドルトムント対マインツの一戦は1-1のドローに終わり、この結果、バイエルンはドルトムントと勝ち点が「71」で並んだものの、得失点差で上回り、前人未到のリーグ11連覇を達成した。

 この試合で値千金の勝ち越しゴールを決めたムシアラは試合後、劇的な展開でリーグ優勝を果たしたことについて「信じられない瞬間だった。あまり深く考えず、ただ喜んだ。確認するまで少なくとも1分はかかったよ」と振り返った。

 さらに、「失うものは何もなかったのだから、すべてを捧げなければならなかった。僕たちの今シーズンは、決して良いものではなかった。でも、チャンピオンになれたことは本当に嬉しい。これから本格的に祝おうと思っているよ」と続け、喜びを露わにした。