古橋亨梧

 スコティッシュ・プレミアシップ最終節が27日から28日にかけて行われ、今シーズンの全日程が終了。個人記録が出揃う中、セルティックに所属している日本代表FW古橋亨梧が得点王に輝いた。

 古橋が所属しているセルティックは最終節でホームにアバディーンを迎え、5-0と快勝を飾った。チームメイトの旗手怜央、岩田智輝と共に先発に名を連ねた古橋は、27分と32分にゴールラッシュの口火を切る2ゴールをマーク。スコティッシュ・プレミアシップのセルティックを除く全11クラブから得点を記録した。今シーズン全体で、古橋は36試合の出場で27ゴールをマーク。27日の時点で得点ランキングのトップに立っていた。

 迎えた28日、得点ランキング2位のオランダ人FWケヴィン・ファン・フェーンが所属しているマザーウェルがダンディー・ユナイテッドと対戦した。ファン・フェーンは5分に先制点を挙げ、マザーウェルの3-2での勝利に貢献。ファン・フェーンの最終的なシーズン全体でのゴール数は25となった。

 この結果、古橋が今季のスコティッシュ・プレミアシップで得点王に輝くことが決定。古橋は既にセルティックのファンが選ぶ年間MVP、スコットランドプロサッカー選手協会(SPFA)のプレイヤー・オブ・ザ・イヤー(最優秀選手賞)、スコティッシュ・プレミアシップにおけるプレイヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)に輝いており、得点王のタイトルで“個人4冠”を達成した。古橋個人としては、プロ入り後初の得点王受賞となっている。

 なお、古橋は前述のアバディーン戦では負傷交代を強いられており、状態が心配されている。セルティックは6月3日にスコティッシュ・カップ決勝戦のインヴァネス戦を控えており、2019-20シーズン以来となる“国内3冠”を目指す。同試合の後は、昨年9月以来の復帰を果たした日本代表の一員としてキリンチャレンジカップ2023を戦う予定だ。