セルヒオ・リコ

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するスペイン人GKセルヒオ・リコが、落馬事故により緊急搬送されたようだ。28日、イギリスメディア『BBC』やスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 報道によると、クラブから休暇を与えられたリコは、現地時間28日の朝にスペインのアンダルシア州ウエルバ県に位置するエル・ロシオにて乗馬を楽しんでいたとのこと。落馬したリコは、乗っていた馬に首部分を蹴られ、頭部に外傷を負ったようだ。リコはすぐさまヘリコプターでセビージャの病院へ搬送され、集中治療室での処置を受けているという。

 リコの現在の容態については、情報が錯綜している。『BBC』によると、PSGのクラブ幹部は同選手が“深刻な状態”であると述べたとのこと。一方で『マルカ』は、リコの容態は安定しており、現在は検査と経過観察が続いていると報じている。なお、同紙によると、搬送直後のリコは挿管治療を受けていたようだ。

 事故を受け、リコのエージェンシーは現地時間28日に声明を発表。「セルヒオは治療をやり遂げるために戦っている。彼は最善の治療を受けている。次の48時間の経過を慎重に見守らなければならない」と明かしている。また、所属クラブであるPSGはクラブの公式Twitterにて「PSGは日曜日にセルヒオ・リコが事故に遭ったとの知らせを受け、彼の愛する人々と連絡を取り続けている。我々のコミュニティー全体が彼らを全面的にサポートしている」と発表。また、リーグ・アンも公式Twitterにて「私たちのすべての想いは、セルヒオ・リコと共にある」とメッセージを寄せている。

 現在29歳のリコは、セビージャやフルアムでのプレーを経て2019年夏にPSGにレンタルで加入し、翌年夏に完全移籍に移行した。昨シーズンはマジョルカに期限付きで加入したものの、昨年夏にPSGに帰還。今シーズンは未だ公式戦の出場はない。