バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が、今シーズン限りでクラブを去るスペイン代表DFジョルディ・アルバと元同国代表MFセルヒオ・ブスケツについて言及した。28日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
ラ・リーガ第37節が現地時間28日に行われ、すでに優勝を決めているバルセロナは本拠地『カンプ・ノウ』にマジョルカを迎えた。序盤から攻勢に出たバルセロナは1分と24分にアンス・ファティがゴールを挙げ、前半を2点リードで折り返すと、70分にはガビが技有りのダメ押し点をマーク。今シーズンのホーム最終戦で3-0の快勝を収めた。
今シーズン限りでの退団が発表されているアルバとブスケツにとっては、この試合が本拠地『カンプ・ノウ』での最終戦となった。スタメンに名を連ねた両選手は共に終盤までプレー。試合後の退団セレモニーでは、ジョアン・ラポルタ会長から記念品を受け取り、同僚からの胴上げで宙を舞った。試合後の会見に出席したシャビ監督は、長らく主力として活躍したレジェンド2人についてコメント。次のように感謝の意を示している。
「最も難しいことは、別れのタイミングを選択することだ。彼ら2人はとても聡明で、それを見事にやってのけた。バルサ史上最高のピボーテとレフトバックが我々のもとを去っていく。彼らはすべての面においてチームを助けてくれた。新しい世代の手本となる存在だ。ブスケツとアルバのようにならなければ、彼らの後に続く者は成功できないだろう。とても感動的な別れだった。去り行く2人の友人に相応しい別れだったと思う。鳥肌が立つほどだったよ。2人はこのクラブのレジェンドだ」
近年はチームのキャプテンを務め、ピッチ内外で重要な役割を担ってきたアルバとブスケツ。“代役”について尋ねられたシャビ監督は「とりわけブシ(ブスケツ)の代役はいないので、探さなければならないだろう。アルバについては、マルコス・アロンソとアレハンドロ・バルデがその役割を担う。しかし、人間的なレベルにおいて、彼らの代わりを見つけることはできない。それは不可能なことだ」と、両選手の存在の大きさを強調した。
今シーズンのラ・リーガも残すところあと1試合。バルセロナは現地時間4日に行われる第38節(最終節)でセルタのホームに乗り込む。