パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するブラジル代表FWネイマールの行動が話題となっているようだ。29日、フランス紙『レキップ』が伝えている。
リーグ・アン第37節が27日に行われPSGは、鈴木唯人と川島永嗣が所属するストラスブールと対戦。試合は1-1で終了し、勝ち点1を積み上げたPSGが1試合を残しリーグ2連覇を決めた。なおベンチスタートとなった鈴木唯人に出番はなく、負傷離脱中の川島永嗣はメンバーから外れていた。
足首の負傷による手術を3月に行い、現在リハビリ中のネイマールはこの試合を欠場。遠征にも同行はせず、優勝後のロッカールームに同選手の姿はなかった。PSGを率いるクリストフ・ガルティエ監督は記者会見で、負傷した数名のメンバーが遠征に同行する努力をしたと明かした一方、ネイマールについては、靭帯損傷によって「移動に問題があった」とし、チームに帯同することが叶わなかったと述べた。
しかし同選手は、ストラスブール戦の翌日にモナコで行われたF1世界選手権・モナコGPを現地で観戦。レース前にレッドブル・レーシングのパドックへ訪れると、F1王者マックス・フェルスタッペンと談笑。その後は、映画「スパイダーマン」の主演として知られる俳優のトム・ホランドと写真を撮影し、チームメートのイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティらとレースを楽しんだ。
『レキップ』によると、ネイマールの一連の行為をPSG側は「挑発」と受け取った模様。同選手の関係者は、ネイマールが負傷していたため一緒に移動する義務はなかったと主張しているが、両者の溝は深まったと見られている。
今季限りでの退団が噂されるネイマールだが、今回の行動は大きな注目を浴びている。