アニメ「サマータイムレンダ」は、2022年4月から9月にかけて全25話で放送されました。仲間との友情や、幼馴染との淡い恋といった人間模様と、ハードなバトルアクションが組み合わされた作品で、謎が謎を呼ぶサスペンス要素も見どころです。主人公がタイムリープを繰り返しながら敵と戦い、真相に迫る複雑なストーリー展開となっています。
この記事では、アニメ「サマータイムレンダ」の2期が制作される可能性や、原作のどこまでがアニメ化されたのかを解説していきます。さらに、スピンオフや聖地巡礼に関する情報もまとめました。
目次
- アニメ「サマータイムレンダ」とは
- 原作のどこまで描かれた？2期はある？
- アニメ「サマータイムレンダ」は配信で見られる？
- アニメ「サマータイムレンダ」の聖地巡礼も
- ゲームでも「サマータイムレンダ」の世界が楽しめる！
- まとめ
アニメ「サマータイムレンダ」とは
物語の舞台となるのは、主人公・網代慎平（あじろ しんぺい）の故郷である和歌山市の日都ヶ島（ひとがしま）です。慎平は、幼馴染の小舟潮（こふね うしお）の葬儀に参列するため、2年ぶりに島へ戻りました。
潮の死因は海での事故とされていましたが、慎平は親友の菱形窓（ひしがた そう）から潮の死にまつわる疑念を聞き、さらに島に伝わる“影の病”の噂を耳にします。「自分にそっくりな“影”を見た者は死ぬ」という伝説は本当なのか、潮の死に“影”は関係しているのか……。自らがタイムリープできることに気がついた慎平は、“影”とその黒幕が起こす惨劇を止めるために、何度も過去へのタイムリープを繰り返し、“影”に戦いを挑みます。
アニメ「サマータイムレンダ」は、田中靖規氏が2017年10月から2021年2月にかけて漫画配信サービス「少年ジャンプ＋」にて連載していた同名漫画を原作とするタイムリープサスペンスです。2022年にアニメ化されたほか、2023年には作品の世界を楽しめるゲーム「サマータイムレンダ Another Horizon」が発売されるなど、メディアミックス展開がなされています。
原作のどこまで描かれた？2期はある？
「少年ジャンプ＋」にて連載されていた原作漫画は、2021年2月1日に完結。単行本は全13巻が発売されています。2022年4月から9月にかけて2クールで放送されたアニメ「サマータイムレンダ」は、原作の最初から最終巻である13巻の最後の内容まですべてがアニメ化されました。原作が完結していることから、本編の続きが2期で放送されることは考えにくいでしょう。
スピンオフのアニメ化に期待
原作漫画は完結しましたが、2022年4月に、「少年ジャンプ＋」にて原作者の田中靖規氏によるスピンオフ作品「サマータイムレンダ2026 未然事故物件」が、前後編に分けて全2話で掲載されました。
「サマータイムレンダ2026未然事故物件」は、2026年の東京を舞台に、本編でも活躍した南方竜之介（みなかた りゅうのすけ）の娘・南方波稲（みなかた はいね）を主人公としたストーリーです。天才少女に成長した16歳の波稲が島から上京して、竜之介の双子の姉で波稲の伯母にあたる小説家・南方ひづる（みなかた ひづる）とともに事件を解決していきます。
「サマータイムレンダ2026 未然事故物件」は、全2話の短いストーリーなので、1クールでアニメ化するにはボリュームが足りません。ただし、作品としては好評なので単発のスペシャルアニメやOVA化が期待されるところです。
アニメ「サマータイムレンダ」は配信で見られる？
アニメ「サマータイムレンダ」は、現在多くの配信サービスで視聴できます。2023年5月の時点で視聴可能な配信サービスは以下のとおりです。
・ABEMA
・ディズニープラス
・バンダイチャンネル
・dアニメストア
・Lemino
・Hulu
・Netflix
・Amazon Prime Video
・TELASA
・auスマートパスプレミアム
・J:COMオンデマンド
・milplus
・U-NEXT
・アニメ放題
・FOD
・Google Play
・ひかりＴＶ
・HAPPY!動画
・music.jp
・RakutenTV
・ビデオマーケット
・ムービーフルPlus
アニメ「サマータイムレンダ」の聖地巡礼も
アニメ「サマータイムレンダ」の舞台「日都ヶ島」は、和歌山市に実在する「友ヶ島」がモデルです。友ヶ島は紀伊半島と淡路島の間に位置する無人島群で、地ノ島、神島、沖ノ島、虎島から成っています。和歌山県や和歌山市では、「サマータイムレンダ」とのコラボによる観光施策を進めていて、潮は和歌山市初の「和歌山市アニメ観光大使」にも就任しました。
友ヶ島には、「サマータイムレンダ」の世界がそのまま現れたような景観が広がっています。慎平が島に降り立ったときの桟橋や、ひづるがぶら下がっていた松がある浜辺、慎平と竜之介が出会った砲台跡などがあり、約3時間の徒歩による島巡りのコースでは、「サマータイムレンダ」の世界をたどれます。和歌山市では、作中のシーンと実際の景観を連動させた「聖地巡礼マップ」も用意して、「サマータイムレンダ」のファンを歓迎しています。
ゲームでも「サマータイムレンダ」の世界が楽しめる！
アニメ「サマータイムレンダ」の世界を再現したゲーム「サマータイムレンダ Another Horizon」が2023年1月26日に発売されました。発売元はMAGES.で、対応機種はNintendo SwitchとPlayStation4です。
アニメのストーリーをたどれるメインストーリーに加えて、編集部が監修した6つのオリジナルストーリーと、オリジナルエンディングが用意されています。原作者の田中靖規氏がキャラクターデザインを手掛けた新キャラクターの登場により、アニメや原作のストーリーからゲームがどう変化したのかにも注目です。
まとめ
アニメ「サマータイムレンダ」は、原作漫画全13巻の完結までが、2クールかけて放送されました。そのため、2期は制作されないと考えられます。ただし、スピンオフとなるショートストーリーが「少年ジャンプ+」にて公開されているので、番外編のような形でスピンオフをアニメ化することはあり得るでしょう。
和歌山県では聖地巡礼マップを用意するなどファンの訪問を歓迎していて、「サマータイムレンダ」の世界を堪能できるゲームも発売中。スピンオフのアニメ化を期待するとともに、アニメの配信や聖地巡礼、ゲームなどで、これからも「サマータイムレンダ」を楽しんでください。
(C) 田中靖規／集英社・サマータイムレンダ製作委員会
