LASKリンツに所属している日本代表FW中村敬斗が、2日に行われたオーストリア・ブンデスリーガ優勝プレーオフステージ第9節のアウストリア・ウィーン戦で今季の公式戦17点目を記録した。
この試合でも定位置の左ウイングで先発した中村は、立ち上がりの4分に早速魅せる。敵陣左サイドのやや内側のスペースでボールを持つと、ペナルティエリア手前までボールを持ち運んで中央へカットイン。タイミングを見て右足を振り抜くと、狙い澄ました一撃がゴール右下に吸い込まれた。中村にとって7試合ぶりのゴールは今季のオーストリア・ブンデスリーガ14点目。ホーム最終戦でチームを勢い付ける先制点を叩き込んだ。
その後、LASKリンツは後半の立ち上がりに1点を返されたものの、終盤の2ゴールで勝ち越しに成功。3-1で勝利し、4試合ぶりの白星を飾った。中村は70分までのプレーとなっている。
今季の中村は公式戦通算35試合の出場で17ゴール8アシストを記録。LASKリンツに欠かせないサイドアタッカーに君臨している。25日には6月に行われるキリンチャレンジカップ2023に臨む日本代表メンバーにも選出された。3月シリーズではウルグアイ代表戦で日本代表デビューを飾ったものの、89分からの投入とわずかな出場時間に終わっており、6月シリーズではプレー時間の増加も期待される。
なお、今季のオーストリア・ブンデスリーガは残すところあと1試合となっている。次節は6月3日に行われ、LASKリンツは敵地でシュトゥルム・グラーツと対戦予定だ。
【スコア】
LASKリンツ 3-1 アウストリア・ウィーン
【得点者】
1-0 4分 中村敬斗(LASKリンツ)
1-1 48分 ドミニク・フィッツ(アウストリア・ウィーン)
2-1 81分 マリン・リュビチッチ(LASKリンツ)
3-1 90分 モーゼス・ウソール(LASKリンツ)