ブンデスリーガは29日、2022-23シーズンのプレーヤー・オブ・ザ・シーズン(年間MVP)を発表。ドルトムント所属のイングランド代表MFジュード・ベリンガムが選出された。
今シーズンのブンデスリーガで、バイエルンとの熾烈な優勝争いを演じたドルトムント。最終的には得失点差で及ばず、11シーズンぶりの栄冠を逃したものの、最終節直前で首位に浮上するなど、最後まで王者バイエルンを苦しめた。19歳のベリンガムはリーグ戦で31試合に出場し、8ゴール5アシストをマーク。時折キャプテンマークを着用するなど、チームの中心選手として活躍した。
自身初のリーグ年間MVPに輝いたベリンガムは、今シーズンのブンデスリーガで合計「482」回のデュエル勝利数を記録。ケルン所属の元ドイツ代表DFヨナス・ヘクター(473回)やボーフム所属のドイツ人FWフィリップ・ホフマン(463回)、そして昨シーズンまで2年連続で同ランキングの勝率1位を記録したシュトゥットガルト所属の日本代表MF遠藤航(439回)らを抑え、2022-23シーズンの“デュエル王”にも輝いた。また、ブンデスリーガ公式サイトによると、今シーズンの走行距離322kmは、チーム内トップの数字だという。
年間MVP受賞に際し、ベリンガムはドルトムントのクラブ公式サイトを通じて次のように喜びを語っている。
「信じられないよ。とても嬉しいし、みんなに感謝したいと思う。このような賞は、最も多くゴールやアシストを記録した選手にいつも贈られている。ファンが僕に投票してくれたこと、そして僕のプレーを見て楽しんでくれたことも本当に嬉しい。このクラブでプレーするようになって以降、僕にとって最も誇れる賞の一つだろう」
ブンデスリーガに限らず、チャンピオンズリーグ(CL)やFIFAワールドカップカタール2022でも際立ったパフォーマンスを披露したベリンガム。今夏の移籍市場でのレアル・マドリード加入が濃厚とも報じられている。